政子、りく発案で「後妻打ち」を計画
腹の虫が収まらない政子に、りくは都仕込みの「後妻(うわなり)打ち」で仕返しすることをけしかけた。実行役はりくの兄・宗親(山崎一)。ほんの少しだけ家を壊して、と計画された隠れ家襲撃事件だが、義時が見張り役を義経に頼んだことで、事態はさらに大事になっていった。
宗親が門前に立つ義経に要件を聞かれ『政子の頼みで館を壊しに来た』ことを話すと、義経は弁慶(佳久創)に思い切り破壊させ、たいまつで館に火をつけ燃やしてしまった。翌朝、焼け跡に立った頼朝が「ここまでするか?」と、ぼう然としたのも無理はない。
その後、頼朝は義経に謹慎を命じ、義経を止めなかった宗親に責任があるとして、髻(もとどり=頭頂部で束ねた髪)を切ってしまった。騒ぎが大きくなったところに、政子も駆けつけ、りくと共に頼朝を責めたてた。逆ギレする頼朝に、時政(坂東彌十郎)が「わしの大事な身内によくもそんな口を叩いてくれたな!たとえ鎌倉殿でも許せねぇ!」と激怒する場面も。
嫡男が誕生して幸せな時期であるはずの鎌倉殿。浮気が発端となり、数多くの人間が巻き込まれてバタついた今回。SNSでは「いろんな人の思いが入り混じってて面白すぎた」「これが“三谷大河”よ」「時政パパよくぞ言ってくれた」など、怒とうのストーリー展開を楽しむ人が多かった。
NHKエンタープライズ