あまり考え過ぎず、その場で感じたものを大事にお芝居できたら
――日々の積み重ねにより、彼氏との間に大きな溝ができてしまうゆう。岡崎自身が大切な人と関係を築く上で大事にしていることを聞くと…。
常に尊敬する気持ちはなくさずに持っていたいです。そして相手を信頼して尊重するためにも、あまり相手のテリトリーに踏み込み過ぎないように気を付けるというか…。変に探ったりするとそこからゴタゴタが生まれたりしますから。どこか一歩引く力みたいなのを大切にしたいです。
あと、空気感を意識してコミュニケーションを取ることも大事。その人が今どう感じているのかくみ取るというか。これは恋愛だけではなく、仕事現場とかでも意識していることです。
――岡崎にとって本作が初主演作。
台本の1ページ目に名前が載っているのを見て、ウワーっと思いました。本当に感慨深くて。座長というとすごくリーダーシップがあって周りが見えて引っ張ってくれる、“頼りになる存在”というイメージなのですが、私はそこから離れたところにいると思います。なので緊張感はすごくあります。
ただあまり意識し過ぎると、それこそゆうちゃんと同じように考え過ぎてしまうと思うので(笑)。だからあまり考え過ぎず、その場で感じたものを大事にお芝居できたらと思います。とはいえ、きっとこれまでとはまた違った緊張感や責任感みたいなものは生まれるはず。それは今から楽しみです。
取材・文=玉置晴子