上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインのバトンをつないできた連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)も、残り2話。4月7日に放送された最終話一つ前の第111回ではついに安子(森山良子)、るい(深津)、ひなた(川栄)が顔を合わせた。(以下、ネタバレがあります)
「I hate you」が「I love you」へ
第111回では、引き寄せられるように岡山に戻ってきたアニー・ヒラカワこと安子(森山)が、ひなたの後押しで岡山偕行社のホールを訪れ、るいと再会する場面が描かれた。
ステージ上で「On the Sunny Side of the Street」を歌っていたるいは、安子の姿を見ると涙をあふれさせ、マイクを置いて安子の元へ走った。るいは安子と互いをしっかり抱きしめ合い、あの日の呪縛を解くように「お母さん、I love you」と伝えた。
110話かけて積み上げてきた物語が一つになった奇跡の瞬間に、もう一つの映像も重なった。それは、土砂降りの中「I hate you」と安子(上白石)を拒絶したあの日のるい(古川凛)が、晴れ空のもと扉を再び開け、笑顔で安子と抱き合う映像だった。
「“あの日”が上書きされた」
現実には起こることのなかった“もう一つの過去”が新撮映像として映し出されると、視聴者からは
「涙腺崩壊…!」「このシーン!!」「安子とるいの中で、やっと“あの日”が上書きされた。今日の『I love you』で安子とるいの物語がもう一度始まるんだ」と感動の声が続出。
Twitterでは“早カム”と言われる午前7時半からのBS先行放送を視聴したファンの感動の声が飛び交い、本放送がスタートする午前8時にはすでに「#カムカムエヴリバディ」がトレンド1位に浮上するなど、反響の大きさを証明した。
NHK出版
発売日: 2021/10/25