監督も笑ってしまうほどのいたずらを仕掛ける仲に
――共演する仁科役の奥野さん、マヤ役の水沢林太郎さん、シロ役の小西詠斗さんの初対面の印象をそれぞれ教えてください。
まず全員共通で言えることは、皆さん初めはクールに見えていたということ。皆さん先輩なので、僕はすごく緊張していたのですが、僕だけじゃなくて、それぞれがみんな「人見知りなのかな?」と思うくらい喋っていませんでした(笑)。
一人一人については、マヤちゃんは、すぐに「スタイルがいいな」と感じました。モデルさんなので足も細くて長いし、おしゃれだし、かっこいいなと思います。
シロちゃんは、元々出演作品を見て知っていたので、かわいい系の方だろうなとは想像していたのですが、実際にお会いしたら、より「かわいいな、きれいな顔をしているな」と思いました。この中では最年長なのにいい意味で幼くて、仲良くなってからはより中身のかわいらしさに気付きました。
仁科ちゃんは、最初は一番クールに見えていたんです。静かで、「人と話さないタイプなのかな?」と思いました。でも、時間が経ってみると、一番率先してふざけるし、顔芸するしで、いつも笑っちゃいます(笑)。
一方で、ふざけながらもやはり主演としての心構えがあります。周りも見えているし、他のキャストにアドバイスもくれるし、僕だったら自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃうのに、周りが見えているところが、さすが仁科ちゃんだなと思って尊敬しています。
――皆さんの中にあった壁を一番最初に取り払ってくれた人は誰だったのでしょうか?
マヤちゃんだと思います。マヤちゃんは、ふざけなくても素で面白いんです。だから話す度にみんなが笑ってます。でも彼いわく、普段はそんなキャラじゃないみたいなんですよね。だから不思議でなりません。
――撮影中の印象的なエピソード、面白エピソードがあれば教えてください。
仁科ちゃんが、長いせりふをワンカットで撮るシーンがあって、そのときに仁科ちゃんの目線の先に僕たち残りの3人が座っていたのですが、ちょっと笑かしてやろうと思ったんです。
そこで、それぞれの携帯に誰かしらのドアップの変顔を撮っておいて、仁科ちゃんの本番中にその画面を真顔で見せるという(笑)。案の定、笑って撮り直しになってました。それで終わったらよかったんですけど、その後もミスしまくってましたね(笑)。
――監督に怒られなかったですか?
監督も笑ってました(笑)。