「家族や大切な人がいれば一緒に見てほしい」
――このドラマを通じて視聴者へ伝えたいことを教えてください。
家族のつながりが希薄になってきていることは今に始まったわけじゃないと思うんです。それは、近所付き合いや、日本の環境がそうさせていて、さまざまな要素がつながりを感じづらい世の中になっていますよね。
さらに、一昨年から流行りだしたコロナの影響によって、会いたいときに会えないということがこの2、3年の間にすごく顕著になってきていて。このような状況になって初めて気付くことが本当に多かったんです。
ドラマという1つのコンテンツを通じて、今感じていることを再確認して、視聴者の方の背中をポンと押せるようなエンターテインメントになればいいなと思っています。まずは見ていただいて「面白かった!」と思っていただけるのが第一なんですが、その奥に温かい気持ちや、気付きみたいなものがあればいいなという気持ちを込めて作っています。
――物語は今後どのように展開していくのでしょうか?
このドラマは“ノンストップファミリーエンターテインメント”と表現しています。ミステリーでもなく、サスペンスでも、犯人を考察する推理ものでもないんです。誘拐事件に巻き込まれた夫婦が、娘を取り戻すために必死に頑張るストーリーです。
今後、どういった部分が“エンターテインメント”なのかという部分も明らかになっていくので、ぜひ注目していただければと思います。
――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
まずは1話を見ていただきたいです。そして、家族や大切な人がいれば一緒に見てほしいですし、ドラマを見ることで大切な人にちょっと電話したいと思えるドラマであることは自信をもって言えます。
大切な人や大切なものを改めて感じたり、ちょっと温かい気持ちになったり、優しい気持ちにもなれると思うので、試しに見ていただけるとうれしいです。