働いている皆さん全員に当てはまる物語だと思います
――経理担当の町田杏花役を野呂佳代、白川さんと同じ営業事務として働く梅本カンナ役を秋元才加、白川さんの部署に配属された新入社員の倉橋和樹役を佐藤龍我(美 少年/ジャニーズJr)が演じる。撮影現場での様子を聞いてみると。
ドラマの主演は初めてでとても緊張しているのですが、皆さんのおかげで自分もいろんな演じ方を考えることができています。特に野呂さんは、毎回アドリブがすごくて“次はどんなのが出てくるんだろう?”ってワクワクしているんです。監督さんから注意されてもちょっとずつ変えてくる野呂さんが本当にかわいくて笑わせてもらっています(笑)。
秋元さんは、撮影が始まって間もない頃、まだ寒かったんですけど、みんなにあったかグッズを買ってきてくださって、なんて気配りのできる優しい人だろうって思ったのが最初の印象だったんですが、いろんなことに全力で向き合っていらっしゃる方なのでとても頼りにしていて、何でも相談しちゃってます。
佐藤龍我さんは本当にほんわかした雰囲気で現場を和ませてくれてます。“倉橋くん推せる!”っていうセリフがあるんですけど、後輩として、キャラクターとして本当に推せる感じです(笑)。
私自身、そんな皆さんの中だからこそ安心して思いっきり白川さんになりきることができていて、白川さん特有のあざといしぐさとかを、行き過ぎず、実在しそうなところを狙いながら、日々鏡を見て研究して頑張ってます!
――“気持ち一つで誰もが白川さんみたいになれる”と感じているという井桁。
この物語の中にはいろんな考え方の女性やいろんなタイプの男性が登場するので、誰かしらに近いと感じてもらえるはず。自分をその登場人物に投影しながら見てもらえると楽しいと思います。
生きる上でのヒントになるドラマだし、働いている皆さん全員に当てはまる物語だと思いますので、それぞれの目線で楽しんでいただけたらうれしいです。
取材・文=武市尚子