連続テレビ小説「ちむどんどん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第23回が5月11日に放送された。ケンカしつつも妹・暢子(黒島結菜)たち家族のことを大事に思う比嘉家の長女・良子(川口春奈)。第23回では、そんな良子の家族思い、妹思いな一面が垣間見えた。(以下、ネタバレがあります)
「最高の妹なんです」
「ちむどんどん」は、2022年に米国からの返還50周年の節目を迎える沖縄を舞台に、ふるさと沖縄の料理に夢をかけた黒島結菜演じるヒロイン・暢子と、その家族の50年の物語。第5週「フーチャンプルーの涙」では、東京のレストランで働きたいという夢を持つ暢子の日々が描かれている。
賢秀(竜星涼)が大金をだまし取られたせいで、ますます家計が苦しくなった比嘉家。高校卒業後、東京のレストランに働きに出る、という暢子の夢も潰えてしまった。
地元で就職する前にせめて、レストランがたくさんあるという東京の街を見てみたい…そんな思いから「春休み、東京に遊びにいきたい」と言い出した暢子。だが良子は「春休みは名護の工場でアルバイト。だいたい東京にいくお金がどこにある?寝ぼけたこと言わないで」とにべもない。最後には姉妹で口論になってしまった。
だがその後、良子は暢子を東京に遊びに行かせてやりたいと、勤める学校から給料の前借りをすることに。校長が「そこまでして妹さんを東京に?いいネーネーだねぇ」と感心すると、目を輝かせ「最高の妹なんです。いつもつまらないことでケンカばっかりしてますけど」と語った。
けなげな良子に視聴者「本当に優しい子!」
川口は、今回が連続テレビ小説初出演。コツコツまじめに勉強し、「教師になりたい」という子どもの頃からの夢をかなえた優等生的キャラクターの良子をチャーミングに演じている。“ネーネー”とは、沖縄で“お姉さん”という意味でよく用いられる言葉だ。
良子は優等生ながら、今回のように姉妹ゲンカをしてしまったり、ダンスパーティに行きたくてこっそりワンピースを新調したり、人間味も持ち合わせたキャラクター。