会見のMCを務めるのは脚本・演出を担当する地球ゴージャス主宰の岸谷。「今回は予算削減のため、司会までやらなければならない…」とあいさつをしてから、製作発表会がスタート。
はじめに細亜羅(ジアラ)役の大野と甲斐、毘子蔵(ヒコゾウ)役の廣瀬友祐と小栗基裕による「Oh!クラウディア」、登壇者全員による「FRIENDS」の歌唱披露が行われた。稽古が始まってからまだあまり時間がたっていないとのことだったが、登壇者全員で息の合ったパフォーマンスを見せた。
歌唱披露の後は登壇者たちによる和気あいあいとした会見へ。
大野「岸谷さんは“和製シェイクスピア”なのかなと!」
禁じられた愛に翻弄される「根國」の剣豪・細亜羅(ジアラ)を演じる大野。地球ゴージャスには初参加となるが、「未来の話ではあるんですけど、時代劇ということで難しい日本語が多いなという印象だったんですけど、どんどん台本を読み込んでいくうちに、改めて日本語の持つ美しさを感じて…。一つ一つの言葉を大切にしながら皆さんがスッと入り込めるように演じられたら」と脚本の印象と意気込みを語る。
そして、「台本を読んだときにシェイクスピアがちょっと思い浮かんだんです。だから書かれているのは岸谷さんは“和製シェイクスピア”なのかなと!」とコメント。
これに岸谷は、「記者の皆さんは、『岸谷はシェイクスピアを越えた』と書いていただければ」と記者に語りかけ、会場の笑いを誘った。
甲斐「いつか地球ゴージャスに出れたらという夢を抱いていた」
大野とダブルキャストで細亜羅(ジアラ)を演じる甲斐が、今回が地球ゴージャス初参加。しかし、2016年に上演された「The Love Bugs」の稽古場に行ったことがあるとのこと。その際のことを「僕は芸歴1年目とかだったのですが、『地球ゴージャスってマット運動とかするんだ…』という印象でした」と地球ゴージャスの厳しい稽古やストレッチに参加したことがあると明かした。
また、甲斐は、「その時からいつか地球ゴージャスに出れたらという夢を抱いていて、五朗さんたちと同じ舞台に立ちたいと思っていたのですが…。今回、地球ゴージャス出れる! って思って見たら『いない!!』って(笑)」とコメント。
今回は出演はせずに演出として携わる岸谷は、「寺脇さんも出たくてうずうずしているのですが、物語の最後にファーストキスのシーンが。ここが大盛り上がりなわけですが、寺脇さんが還暦になりまして。還暦のファーストキスはちょっと見たくないなと(笑)。寺脇さんが出ないのに私が出るわけにはいかない。すべて、若者に託しました」とのちの記者からの質問でその理由について笑いを交えて答えた。