7月にスタートする坂口健太郎、杏のW主演ドラマ「競争の番人」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)に小池栄子、加藤清史郎、大倉孝二が出演する。
坂口は初主演、杏は7年ぶりに主演を務める同ドラマは、坂口演じる小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏が演じる元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まる。経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせ、「競争の番人」として談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく行政機関・公正取引委員会を舞台とした “凸凹バディのエンタメ・ミステリー”。
小池栄子らが演じる“ダイロク”メンバーの役どころ
小池が演じるのは、小勝負や白熊が所属する公正取引委員会・第六審査の主査という役職で、“ダイロク”メンバーの頼れる上司・桃園千代子(ももぞの・ちよこ)。ひょうひょうとしつつも、常に明るく、人付き合いが上手。公取委にとって重要な事情聴取も、人心掌握術に長ける桃園にはお手の物で、特に中年男性にはウケが良い。みんなの頼れるリーダーだが、公取委が国民にあまり知られておらず、利権も人材も予算もないという現状を憂いている。小池は、月9ドラマへの出演は今作が初。また、主演の坂口と杏とは今作が初共演となる。
続いて、大倉が演じるのは第六審査のキャップ・風見慎一(かざみ・しんいち)。立ち入り検査などで現場を仕切るリーダー的立ち位置だが、小勝負や白熊に現場で勝手な行動をされたり、トラブルを起こされたりと部下に翻弄(ほんろう)される。上司や官公庁に対して絶対的に腰が低く、公取委のことを「弱小官庁」と卑下している。大倉のこれまでの月9ドラマのレギュラー出演は「西遊記」(2006年)、「CHANGE」(2008年)、「幸せになろうよ」(2011年)など多数だが、今作が「幸せになろうよ」以来、11年ぶりの月9ドラマレギュラー出演となる。
さらに、加藤清史郎が演じるのは、第六審査・審査官の六角洸介(ろっかく・こうすけ)。育ちの良いお坊ちゃんで、新人の白熊に、明るく元気に公取委の仕事を教える“ダイロク”のムードメーカー的存在。加藤の月9ドラマへの出演は、「ヴォイス~命なき者の声~」(2009年)で、主演の瑛太演じる加地大己の幼少期役でのゲスト出演以来13年ぶり。また、月9ドラマのレギュラー出演は初となる。
第1話あらすじ
刑事としてとある事件の犯人を追う白熊(杏)は、犯人を目前で取り逃がしてしまう。白熊は犯人を取り逃がしたことを問題視され、公正取引委員会への異動を命じられる。突然のことに動揺したまま、公正取引委員会・第六審査へと赴いた白熊。そこで、小勝負(坂口)ら、第六審査・通称“ダイロク”の面々と出会う。
刑事から公正取引委員会という右も左も分からない場所へとやってきた白熊の教育係を任せられた小勝負だが、白熊に手取り足取り公取委の仕事を教える気など一切ない様子。そんな中で、二人が調査することになったのは、複数のホテルで行われているウエディング費用のカルテル問題。調査の中で、自由奔放(ほんぽう)に行動する小勝負と、刑事と公取委での世間の認知度や扱いの違いに苦しむ白熊。そんな二人は、なぜか調査中に警察に追われる立場になる。