加藤清史郎のコメント
――月9ドラマへの出演についていかがですか?
“月9”枠ドラマへの出演は13年ぶりで、その時はゲスト出演でした。ですので“月9”枠のレギュラー出演は経験がなく、憧れもあったのでオファーをいただけたのは役者としてうれしく思いました。また、今回は共演者の皆さんが僕よりも大人な方ばかりなのですが、その方々と同じ職業の役というのもありがたかったです。これまでの“誰かの息子”というのではなくしっかりと働いて自立していて、年齢的にも実年齢より上の設定の役なので、そういうところでも皆さんの足を引っ張らないようにしたいなと思っています。
――坂口さん、杏さんとの共演についていかがですか?
杏さんとは映画「忍たま乱太郎」(2011年)以来の共演です。久しぶりにお仕事の場で再会できたのはうれしかったです。映画の時、僕はまだ小学生で、それ以来ですから。坂口さんは初めてなのですが、やはりテレビなどで見ていた方とご一緒できるのはありがたいことです。これはお二人に限らず、新しい出会いがあるたびに思うことですが新鮮で楽しいです。
――撮影現場や、ダイロクメンバーの雰囲気はいかがですか?
収録が進むにつれて、ダイロクメンバーの関係が少しずつでき上がって来ていて、居心地が良い現場です。大人な皆さんに可愛がっていただいているというのもありつつ、僕自身も今回は大人としていなければいけません。そこは今までの現場と違うかもしれないですね。子役としてではなく、大人の役者として現場にいるということは、ほんの少しの違いですが、とにかく先輩方には本当に学ぶことが多いです。
――視聴者の方々へメッセージをお願いします。
作中では公正取引委員会が “弱小官庁”だという表現が度々出てきますが、そんな中で、坂口さん演じる小勝負が言う“弱くても戦わなくてはいけない”という言葉が作品としての一つのメッセージになると思っています。公取委がなくては社会の不正を取り締まることができません。六角は基本的にポジティブなのですが、ダイロクの中でイジられているところを楽しんでいただくと同時に、彼なりに悩んでいる場面も出てくると思うので、そんなところにもご注目いただけるとうれしいです。
野田悠介プロデューサー(フジテレビ第一制作部)のコメント
小池栄子さん演じる桃園千代子はダイロクのメンバーを裏で束ねる心強い存在です。物おじせず誰にも気兼ねなくツッコミを入れたり、時には励ましてくれる桃園を小池さんがどのように演じていただけるか楽しみです!
大倉孝二さん演じる風見慎一はダイロクのキャップとして審査長に次いで2番目の存在です。ものすごく頼りないし、うだつが上がらないけど、実は仲間思いの風見を大倉さんなら表現してくださると思いました。
加藤清史郎さん演じる六角洸介はみんなに好かれる弟タイプ。お金持ちでいつも明るく振る舞っているものの、内面にはコンプレックスを抱えている。そんな二面性を兼ね備える六角を加藤さんにどう演じていただけるのか期待しています。坂口さん、杏さんに加えこの3名のダイロクメンバーがそろったコミカルな掛け合いが本作品の醍醐味でもあるので、ぜひお楽しみに!