綾瀬はるかが主演を務める月9ドラマ「元彼の遺言状」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第7話が5月23日に放送された。麗子(綾瀬)のもとに3つの案件が集中し、会話劇風の演出が展開。そんな中、ラストではついに篠田(大泉洋)の過去が明かされた。(以下、ネタバレがあります)
麗子は3つの案件を同時に担当することに
同作は、どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器にする敏腕弁護士・剣持麗子が難事件に挑む“痛快リーガルミステリー”。麗子の事務所で雑用係として働きながら、タッグを組んで事件を解決する篠田を大泉が演じる。
原作は、2021年に宝島社主催で行われた第19回「このミステリーがすごい!」大賞で、大賞を受賞した新川帆立による同名小説。原作の世界観はそのままに、ドラマオリジナルのエピソードも描いていく。
前回のラストで麗子が突き付けた「あんた、いったい何者?」の問いに篠田が「言いたくない…」と答えて物語が始まった第7話。麗子は、元上司の津々井(浅野和之)の痴漢容疑、津々井から引き継ぐことになった大手食品会社の脅迫、ホストの黒丑(望月歩)から頼まれた遺産トラブルと、3つの案件を同時進行することになった。
俳優陣の会話劇に見入る
今回は、場面の多くが麗子の事務所が舞台となり、会話劇風の展開が見られた。
麗子、篠田に加え、たびたび事務所を訪れて調査などの手伝いをしている紗英(関水渚)、太客である典子(高田聖子)のトラブルを依頼した黒丑、そして津々井が顔を突き合わせ、案件のあれこれを話す。
篠田、黒丑を除き、“主張の激しい”人物ばかりということもあって、ツッコミの応酬など、テンポのいい会話のやりとりが面白さを増した。