7月にスタートする坂口健太郎、杏のW主演ドラマ「競争の番人」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)に寺島しのぶが出演する。
坂口は初主演、杏は7年ぶりに主演を務める同ドラマでは、天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ/坂口)と、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで/杏)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まる。経済活動における自由で公正な競争の場を守るため、「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく行政機関・公正取引委員会を舞台とした “凸凹バディのエンタメ・ミステリー”。
寺島しのぶが演じる“本庄聡子”の役どころ
寺島が演じるのは、小勝負や白熊が所属する公正取引委員会の第六審査長・本庄聡子(ほんじょう・さとこ)。公取委にはもともと、第一審査から第五審査までが存在するが、小勝負や白熊が所属する第六審査は、公取委の可能性を広げるために本庄が新たに立ち上げたチーム。そして本庄は、謎多き小勝負の過去を知る唯一の人物。
公取委が調査する上で、重要事項の決断は、公取委のトップにいる委員長と4人の委員の議決で決められる。そのため、大きな企業の捜査などは委員会での承認が必要。普段は物腰穏やかで上品な本庄だが、小勝負や白熊が企業の不正を暴く証拠を見つけるため、委員会のトップを自ら説得するなど、“競争の番人”として内側には誰よりも熱い正義心を持っている。
寺島はフジテレビドラマへの出演は「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」(2019年)以来となり、月9ドラマへの出演は今作が初となる。
第1話あらすじ
刑事としてとある事件の犯人を追う白熊(杏)は、犯人を目前で取り逃がしたことを問題視され、公正取引委員会への異動を命じられる。突然のことに動揺したまま、公正取引委員会・第六審査へと赴いた白熊。そこで、小勝負(坂口)ら、第六審査・通称“ダイロク”の面々と出会う。
刑事から公正取引委員会という右も左も分からない場所へとやってきた白熊の教育係を任せられた小勝負だが、白熊に手取り足取り公取委の仕事を教える気など一切ない様子。そんな中、二人が調査することになったのは、複数のホテルで行われているウエディング費用のカルテル問題。調査の中で、自由奔放(ほんぽう)に行動する小勝負と、刑事と公取委での世間の認知度や扱いの違いに苦しむ白熊。そんな二人は、なぜか調査中に警察に追われる立場になる。