眞栄田郷敦主演の夜ドラ「カナカナ」(毎週月~木曜夜10:45-11:00、NHK総合)の第15回が6月8日に放送された。1人でおつかいに出たところをさらわれてしまった佳奈花(加藤柚凪)。その“犯人”である叔父の沢田を武田真治が熱演している。(以下、ネタバレがあります)
佳奈花が叔父にさらわれる
“夜ドラ”とは、“朝ドラ”こと連続テレビ小説の夜版ともいうべきドラマ枠で、2022年の4月に新設。本作はその第2弾となる。
原作は、「今日から俺は!!」(小学館)で知られる西森博之氏の同名漫画。100人相手のケンカに勝った伝説を持つ元ヤンキー・マサと、人の心が読める、ちょっとおませな5歳の女の子・佳奈花が織りなすハートフルコメディーが展開する。
遠縁の佳奈花を預かり、親代わりとして3カ月の試用期間を過ごすマサ。第15回は、おつかいの途中でいなくなった佳奈花を探すマサは、英子(落井実結子)の証言で沢田(武田真治)がさらったのだと確信。しかし、沢田はすでに家から姿を消していた。
ギャンブル狂の叔父にふんする武田真治に反響
佳奈花の叔父である沢田は、元銀行員だがギャンブルで身を持ち崩した人物。偶然知った佳奈花の能力を利用して金儲けを企んでいるのだ。能力を知られたらマサに気持ち悪がられるのではと思う佳奈花のことを脅し、今回も賭博場に連れて行った。
そんな沢田をオールバックでビシッとスーツでキメて、眼光鋭く演じている武田。視聴者からは「憎たらしいほどうまく演じている」「嫌いになりそう」「武田真治(役だけど)むかつくー」といった声が上がっている。
また、かつて武田がドラマ「ナイトヘッド」(1992年、フジテレビ系)で人の心を読める超能力を持つ少年を演じていたことを思い出す視聴者も。
“シンディ”の愛称でバラエティでも活躍する一方、2019年のTBS系ドラマ「凪のお暇」ではスナックのママにふんしたり、ミュージカルの舞台にも出演したりと、演技の幅を広げている武田。今回の悪役も熱が入った演技で、視聴者の反響を集めているようだ。