みんなを1つの円に入れる…自然体で愛される二宮和也の魅力
――第1話と比べて変化のあったキャストの方はいらっしゃいますか?
那須(雄登)くんは本当に成長したと思っています。一昨日クランクアップしたときにも「那須くん、1話のときに比べて別人になったね」って話したんです(笑)。那須くんも「はい、1話見て恥ずかしくなりました(笑)」と言っていました。
那須くんはすごく頭が良いので、自分を客観的に見ることが出来るんですよね。最初は、「こうなっているからこう直そう」とイメージはできるけど、そこを表現にうまく結びつけられないという状況だったのですが、回を追うごとに梅木の芝居がすごく良くなって、ちゃんとフィットしていったので、成長したなと思います。
――座長としての二宮さんの印象はいかがですか?
二宮さんは、ぐいぐい引っ張るというよりも、1つの円の中にみんなを入れてしまう人という印象があるんです。その中に入ると、スタッフも含めみんなとげとげした部分が一切なくなっていく不思議な方で。
別のインタビューで「幸いにも25年間、監督とプロデューサーがけんかしたとか、他の現場で聞く都市伝説みたいなことに出合ったことがない」とおしゃっていたのですが、それは二宮さんがみんなを円の中に入れているからなんだなと思います。
――その円の中心にいるのが二宮さんなんでしょうか?
いや、中心かどうかも分からなくて。みんな座長って言いたがるんですけど、ただ同じ輪の中にいる人っていう印象です。
とげを抜いて父になる、逆算の芝居
――改めて第1話を見返すと、温人の印象が現在と全く違うので驚きました。
温人が、だんだん父親になってきているんだと思います。衣装合わせの段階から「一人の男が最終的には父に戻るというところに向かっていきたいですよね」というお話をされていて。ご自身でしっかりと計算して、徐々にとげを抜いていったんじゃないかなと。
――別インタビューで二宮さんがせりふの順番を入れ替えることがあるというお話をされていましたが、その際は相談があるのでしょうか?
そうですね、「こうしゃべってもいい?」という相談はあります。こちらもまだ渡していない台本も含め計算して作っているので、そこにそぐわない場合は話し合うこともありますが、もちろん二宮さんも考えて相談してきてくれているので。「こっちの方がこうなれるんだけど」と理由とともに説明してくれます。
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発売日: 2020/09/20