大泉洋の撮了でスピーカーから麗子節「しのだー!」綾瀬はるかがサプライズで登場<元彼の遺言状>
綾瀬はるか主演ドラマ「元彼の遺言状」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)は、6月20日(月)に最終話を放送。大泉洋、関水渚、望月歩、浅野和之のクランクアップの様子が届いた。
同ドラマは、敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬)と助手の篠田敬太郎(大泉)が謎解きバディを組み、数々の殺人事件を追う極上リーガルミステリードラマ。
最終話となる第11話は「麗子失踪編」と題し、麗子不在の中、事務所に舞い込んできた厄介な案件に篠田や紗英(関水)らが奔走する姿を描く。
「暮らしの法律事務所」でクランクアップ
大泉らがクランクアップを迎えたのは、「暮らしの法律事務所」でのシーン。麗子が突然失踪し、置いてきぼりを食らってしまった篠田の元に紗英、黒丑(望月)、津々井(浅野)が集い、事務所のテーブルを囲って会話するという場面だ。
仲むつまじく和気あいあいと撮影は進み、息の合ったコミカルな会話劇が展開。撮影の合間には談笑する4人の姿があった。
まずは、浅野のシーンが全て撮了となり、「浅野和之さんクランクアップです!」の声が上がるとスタジオには大きな拍手が鳴り響いた。浅野は深々と頭を下げ、監督から役柄にちなんで英国紳士をイメージしたという花束を受け取ると、「本当に“お疲れさまでした”という言葉がここまで重い意味を持つとは思いませんでした(笑)。剣持麗子、本当によく頑張ってくれました。僕は綾瀬さんにもう一度大きな拍手を贈りたいと思います!(拍手) そして、その剣持麗子を支えた篠田役、大泉洋についでに拍手を!(拍手) 無事にここまでこれたことは皆さんのお力あってこそだと思っています。本当にありがとうございました!」と愛あふれる感謝のメッセージでキャスト、スタッフを労った。
続いて撮影現場にフレッシュな風を吹き込んだ若手の二人、関水と望月がクランクアップ。関水は「綾瀬先輩をはじめ、大泉さんやキャストの皆さん、そしてたくさんのスタッフの先輩方に支えられてきました。皆さん本当に優しくて、忙しいはずなのに、毎日楽しくて明るい現場を作ってくださって。現場が本当に楽しかったです! できれば皆さんにはゆっくり休んでほしいです! 本当にありがとうございました!」と満面の笑顔で感謝の言葉を語った。
一方、望月は「言葉にすると短くなってしまうんですが、楽しくて、いろんなことを感じさせていただける現場でした。ありがとうございました!」と一言一言かみ締めるように感謝の気持ちを表現。二人に大きな拍手が贈られた。
そして、最後にクランクアップを迎えたのが、麗子の“最高の相棒”篠田を演じた大泉。冤罪(えんざい)により6年に及ぶ逃亡劇を余儀なくされた善良な男を、ミステリアスな雰囲気たっぷりに演じた。屈託のない笑顔の裏に見え隠れする不安げで寂しそうな表情が、視聴者の心をとりこにしてきた。鳴り響く拍手の中、監督から大きな花束を受け取ると、すでに撮了して現場を去ったはずの関水、望月、浅野が再登場。さらに、先日クランクアップした古屋呂敏も駆けつけ、大泉は「ちょっとちょっと! なになに! 帰ったんじゃないの!? しかも呂敏まで!」と感激。
大泉は約3カ月にわたる撮影期間を振り返り、「皆さま、お疲れさまでございました! いやぁ、寂しさ100でございますね。連ドラっていうのは終わりが来るのが本当に寂しい! 綾瀬はるかさんが数日前にクランクアップした時、このドラマは終わったんですよ!(笑) それをよく、みんなここまで…」と語り始めたところで、突如スタジオのスピーカーから「しのだー!」という麗子節全開の声が。さらに、「ぺらぺらぺらぺら、薄っぺらいあいさつしてんじゃないよ!」と麗子の声は続き、「え、うそ…? 来て…るの…?」と大泉は絶句。ほどなくして満面の笑顔の綾瀬はるかがサプライズで登場した。
大泉は「うわ~ビックリした~!」と目をまん丸くして驚きながらも、「綾瀬はるかさんです!」と綾瀬を紹介。綾瀬の粋なサプライズに再び大きな拍手が沸き起こった。大泉は「いやあ、来てくれてうれしいですね。本当に大変なスケジュールでしたけど、綾瀬はるかさんがいると“なんて楽しい現場なんだろう”と。体力的にはキツいんだけど、絶対楽しいことがあると確約されているという(笑)。綾瀬さんがいないとNGがあんまり出ないんですよ。でも、全然面白くない!(笑) やっぱり、このメンバーだったから素晴らしい作品ができたんじゃないでしょうか。(ここにいる)皆さんにも拍手だ! 本当にありがとうございました!」と声高らかに感謝の言葉を述べた。
全てのシーンを撮り終わり、オールアップを迎えた「元彼の遺言状」。最後は綾瀬の発声のもと、キャスト、スタッフ全員で一本締めが行われた。
第11話(麗子失踪編)あらすじ
「十ヶ浜強盗殺人事件」の冤罪(えんざい)が晴れ、自由の身となった篠田は、長年の夢だったミステリー作家としての一歩を踏み出す。しかし、出版社に持ち込んでも編集者からは酷評の嵐。散々な言われようで落ち込んでいたある日、道ばたで出会った編集者から大絶賛され、思わぬ形でデビューが決まる。
一方、「暮らしの法律事務所」にやってきた紗英は、「衆院議員の嶺村信一の金庫から3億円が奪われた」という話を持ち込む。「十ヶ浜強盗殺人事件」を解決して以来、どうやら社交界では「紗英は名探偵」ということになっているらしく、表沙汰にできないこの案件を解決してほしいと紗英に依頼があったのだ。
これを解決すればきっと高額な報酬が得られるに違いないと鼻息を荒くする紗英だが、麗子は「タヒチに旅行」と言い残して突然失踪。お金大好きな麗子がこんなビッグチャンスを無下(むげ)にするはずはないが…。麗子不在の中、篠田たちの奔走劇が幕を開ける。