小関裕太、主演ドラマで“闇カジノ”の支配人演じる「魅惑のアングラにご招待します」<ブラック/クロウズ>
前編あらすじ
美容師見習いの詩歩は、“ギャラ飲み”で知り合ったIT起業家の光本に連れられ、六本木の古びた雑居ビルの地下にある「ウルトラヴァイオレット」という闇カジノにやってくる。そこでは、いかにも金を持っていそうな客がギャンブルに興じ、ディーラーが立ち、黒服が控え、ウェイトレスやバニーガールが華やかに客をもてなしていた。
詩歩はそこで支配人の神崎(小関)と出会う。神崎は「つまらない日常に退屈していて、刺激を求めているのでは」と詩歩の核心を突く。店内では、光本とYouTuber・小田のバカラでの勝負が白熱し、何千万という金が動いていた。勝負は拮抗(きっこう)していたが、その裏では、神崎がウェイトレスのあゆみや黒服の新家に指示を出し、イカサマをし勝負をコントロールしていた。
神崎は劣勢となった光本をたきつけ、金を貸し勝負を続けさせる。掛け金は膨れ上がり、やがて10億をかけた大勝負となる。その後、詩歩は人気のない廊下で小田が神崎に分厚い札束を渡すのを目撃。身を隠すが、神崎に見つかってしまう。
イカサマをしていたのかと問い詰める詩歩に神崎は「客たちは真剣勝負を求めているのではない。人生を賭けて、極限のスリルを味わいに来ているのだ」と試すように言う。詩歩は逃げるようにその場を立ち去るが、数日後の夜「ウルトラヴァイオレット」に姿を現す。