だが、亮太郎が矢崎の高校のOBだと知った高柳は、工事現場の交通整理員として働く亮太郎の元を訪れ、本心を隠して言葉巧みに「ビクトリー」に勧誘。矢崎との交渉が終われば、結果はどうあれ捨てられるとも知らず、亮太郎は感激して入社を即決した。
スポーツ界における上下関係は絶対的。亮太郎を“ワンポイントリリーフ”として使えば、矢崎との交渉がスムーズに進むだろうという高柳の思惑は外れ、交渉は難航。数年ぶりに会った矢崎は以前の面影は無く、大先輩である亮太郎に終始高飛車な態度。無理な要求を次々と出し、超高額なCM契約も求めてきた。
生意気で笑顔も見せず、常に俺様な矢崎を演じる横浜に「態度がデカい流星ムカつくけど、カッコよすぎ」「笑わない演技も素敵」と絶賛コメントが相次いだ。
また、プライベートで訪れた焼き肉屋で亮太郎と偶然会ったシーンでは、打って変わってやわらかい顔つきになり、「向こう(ドイツ)じゃ、ワガママじゃなきゃやってられないんすよ」「謙虚にしてちゃレギュラー取れないっす」と本心を語り、寂しげな表情を見せるギャップにも「感情の振り幅の表現が見事」と、彼の演技力の高さを改めて評価する声が続々と上がった。
矢崎の高飛車な態度が不安の裏返しだと気づいた亮太郎は、彼の気持ちを汲み取った提案をして矢崎の心を溶かし、契約は見事に成立。その際、矢崎がサッカーを始めたきっかけが亮太郎だったこと、矢崎にとっての史上最高の選手は今でも亮太郎であることを知る。
この奇跡的な交渉成立で、亮太郎は「ビクトリー」に契約社員として残留が決まる。亮太郎のターニングポイントとなる重要な役割を担った横浜の出演が、今回限りになるかもしれないことを残念がり、再登場を願うコメントが放送終了後も途切れなかった。
TCエンタテインメント
発売日: 2020/12/25