堀井新太主演ドラマ「3人のパパ」(毎週水曜夜11:56-0:26ほか、TBSほか)が放送中。
本作は今を生きる“ゆとり・さとり世代”と呼ばれる男たちが、過去の無責任な行動が原因で赤ちゃんを育てることになり、困難にぶつかりながらも目の前の命と向き合い、共に成長する姿を描くハートフルコメディーだ。
ドラマの魅力に迫る短期連載企画“3パパだより”の6回目では、5月10日放送の4話から第2章に入った本作を振り返る。今回も、松本友香プロデューサーに前半戦でのお気に入りのシーンや後半戦の見どころなどを解説してもらった。
第1話
ある日、拓人(堀井新太)が仕事から帰宅すると部屋の中で見知らぬ赤ちゃんが寝ていることに気付く。恭平(山田裕貴)と朔(三津谷亮)も帰宅し、その謎の状況に困惑する。状況がつかめないまま、3人が机に置かれた手紙に目を通すと「この子はあなたの子どもです。」と書かれており、3人はさらに混乱。誰の子かとお互いに詮索するが、無責任な3人はそれぞれに心当たりがあるようで、そこから怒涛(どとう)のなすり付け合いが始まる。
そんな中、赤ちゃんが熱を出していることに気付く。手探り状態ながらも何とか看病をした3人は、ようやく目の前の命に対して責任を感じ始める。
第2話
拓人、恭平、朔は赤ちゃんを「晴大」と名付け、とりあえず1週間預かることを決意。しかし、恭平と朔は晴大の世話に必要な物を買うお金を出すことで、金欠の拓人に晴大の世話を押し付けようと企てる。そして拓人が自分の会社の託児所に晴大を連れて行くことに。
しかし、拓人は託児所で保育士として働いていた高校時代の同級生・華(松井愛莉)と出くわし、とっさに晴大のことを親戚の子どもを預かっているだけだとうそをついてしまう。
挙動不審な拓人を華が疑っているのと同時に、恭平の婚約者で同僚・るい(相楽樹)も恭平の最近の言動を訝しがっていた。
そんな中、華が3人の住むシェアハウスを訪れ、晴大が3人の子かもしれないということを知り、厳しい意見をぶつける。さらに、子育てに疲れ果てた拓人は、恭平と朔に不満を吐き出すが、2人も拓人が知らないところでフォローしていたことを明かし、衝突してしまう。
第3話
風邪をひいてしまった拓人は、晴大にうつさないようにと屋上へ退避し、晴大の世話を恭平と朔に頼む。しかし、恭平と朔は晴大を押し付け合い、話し合った結果、朔が仕事を休んで面倒を見ることになる。
晴大と2人きりになった朔は、幼少期の父親から受けた暴力の記憶がフラッシュバックし、晴大と接することを恐れてしまう。るいとお茶をしていた恭平に電話し、自分にはできないと告げる。
恭平は文句を言いながらも晴大の世話をし、帰宅した朔に晴大を抱っこしてとお願いするが、朔は拒絶。あまりにも無責任な朔の態度に恭平は怒りを爆発させ、追い込まれた朔は、自身が幼い頃から抱えてきた悩みを告白する。
そんな中、恭平と朔の行き違いで、コンロに火をつけたまま晴大を家に置いて外出してしまう2人。慌てて駆け戻るがシェアハウスからは煙が…。拓人も合流し、部屋の中に飛び込む。晴大を見つけたは朔は慌てて抱き上げ、そんな自分に驚く。
第4話
シェアハウスに掲げられていた「深入りしない」というルールは、いつの間にか「子育てルール」に変わり、拓人、恭平、朔の3人はすっかり晴大にメロメロに。誰が初めて「パパ」と呼ばれるかを競っていた。そんな中、晴大が家に来て1周年記念のパーティーを開くことに。
親バカの3人は、晴大の顔がプリントされたTシャツを着て、華と共に、パーティーのためにカレーを作っていているとそこに突然るいが訪問してくる。恭平は晴大を拓人の親戚だと言って必死にごまかそうとするが、るいは信じようとせず、恭平は窮地に立たされる。
拓人と朔は恭平をかばい、自分たちのどちらかの子だとるいに話すと、るいはこの家を出て結婚に向けて一緒に暮らそうと恭平に言い寄る。恭平は家を出る決意をして晴大との最後の一夜を過ごすが、翌日、家を出ようとした時に晴大から「恭平パパ」と初めて呼ばれたことで、思いとどまり、るいに真実を明かす。