俳優、声優、YouTuberとして幅広いフィールドで活躍中の染谷俊之の魅力に迫るWEBザテレビジョンの連載「月刊染谷WEBマガジン」。毎月、深掘りインタビューを敢行し、仕事の近況からプライベートまで、事務所NGギリギリの質問をぶつけて“染様(染谷俊之の愛称)”を丸裸にします。第5回のテーマは、今じわじわきている「B級サメ映画」。B級映画、その中でも特に“サメもの”が大好きという染谷さんに、おすすめの作品ベスト5を聞きました。
B級サメ映画は真剣に観てはダメ。軽い気持ちで楽しみましょう(笑)
──まずはサメ映画にハマったきっかけは?
もともと海の怪物に魅力を感じていて、そういう題材の作品を怖いなと思う反面、ちょっと見てみたいなという興味があり、見ていくうちにハマっていきました。製作費をかけた大作ももちろん好きですが、やっぱりB級映画がたまらないですね。
──どんなときにサメ映画を見たくなるんですか?
僕の場合、だいたい「HuLu」や「Netflix」などで見るんですが、めちゃめちゃ心と時間に余裕があるとき。というか、B級映画はそういうときじゃないと見られない(苦笑)。夜や休みの日、ちょっと時間が余ったときにお酒を飲みながら、リラックスして見ています。それで「あれ、さっきよりサメのサイズが小さくなってるじゃん!」とか、B級映画ならではの“あるある”に1人でツッコミを入れています(笑)。
──作品をセレクトする基準はありますか?
だいたいタイトルですね。ちなみに今日紹介するのはB級サメ映画のランキングなので、「見て損した」と感じる人もいるかもしれません。そこはご注意ください(笑)。
──B級サメ映画を見るときの心得はありますか?
大作のサメ映画とは全く違うジャンルだと思ってください。そもそも製作スタッフ側も「これはB級だ」というスタンスで作っていますから(たぶん)。だから見るほうも真剣になっちゃダメ。時間と気持ちに余裕がある人だけ楽しんでください。
5~3位はシリーズものをセレクト。続編モノはサメがさらに進化するのが醍醐味!
──それではここからランキングの発表です。まずは5位からお願いします。
「シャークトパス」(2010年・アメリカ)です。その名の通り、半分タコ、半分サメという仕様になっております(笑)。この作品はシリーズ化(全3作)されていて、続編にはほかの敵も出てきます。例えば、ホエールウルフ(狼鯨)。こちらは半分クジラ、半分オオカミです(笑)。こういう敵のキャラクターも含めて、バカバカしさがたまらないですね。なので5位とさせていただきました。
──ネタバレしない程度に、どんなストーリーですか?
単純にシャークトパスが人に襲いかかるという話です。タコの触手を持っていて、それでどんどん人間を捕まえるんです。タコなので陸にも上がれちゃう。なので人間は逃げ場がない。そこが見どころですね。第1作はシャークトパス対人間ですが、続編ではプテラクーダ(※顔は魚、体は翼竜の合体生物兵器)やホエールウルフという敵と闘います。
──こちらの作品を5位に選んだ理由は?
シリーズものというのが大きいですね。1作目がいろいろな意味で楽しめたので、続編はどうなっているのか期待が膨らみます。実はまだ第1作しか見ていないので、今後続編も見ていきたいと思っています。
──続いて4位は?
「メガ・シャーク」シリーズですね。これは全4作品で、「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」(2009年・アメリカ)とか、「メガ・シャークVSメカ・シャーク」(2014年・アメリカ)とかがあります。1作目は「メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス」でデカいサメとデカいタコの闘いなんですが、どっちが勝つと思いますか?
──それは当然、主役のメガ・シャークですよね?
そう思うでしょ? でもそうじゃくて、ジャイアント・オクトパスが勝ったちゃうんですよ! これは衝撃的でしたね。「えっ、お前負けるの!?」って(笑)。それで最終的にはどうなったんだっけ?(と考え込む)。ダメだ、思い出せない…。興味のある人は自分の目で確かめてください。
──このシリーズは続編も見ましたか?
はい、見ました。2作目は「メガ・シャークVSクロコザウルス」(2010年・アメリカ)で、今度の敵はデカいワニになるんです。ちなみにこの作品もそうですが、B級映画というのは、だいたい結末を覚えられないんですよ(※あくまで染谷さんの見解です)。唐突にエンディングを迎えたりするので。なので「あれ、どうやって終わったんだっけ?」と、少し時間が経ってから考えるのもB級映画“あるある”です。
──では3位を発表してください。
「ヘッド・ジョーズ」シリーズです。第1作は「ダブルヘッド・ジョーズ」(2012年・アメリカ)で、2つの顔を持つサメなんですけど、シリーズを重ねるごとに頭が増えていくんですよ! 2作目が「トリプルヘッド・ジョーズ」(2015年・アメリカ)で、そのあとは「ファイブヘッド・ジョーズ」(2017年・アメリカ)、そして「シックスヘッド・ジョーズ」(2018年・アメリカ)と。
──この作品の見どころは?
すみません、サメの頭のインパクトが強すぎて、ストーリーはいまいち覚えていません(笑)。でもとにかく強いんですよ! 特殊な攻撃はしないんですけど、凶暴な歯で人間を食いちぎる。シリーズものというのも魅力ですね。最初、頭が2つあるだけでも強烈なのに、それがシリーズを重ねるごとに3つ、5つ、そして最後は6つって(笑)! 僕的には6つが限界だと思うんですけど、この先さらに増えていくのかも注目です。