有村架純と中村倫也がW主演するドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第2話が7月22日に放送された。ゲームの高額課金の相談を発端に、“親ガチャ”に切り込んだストーリーが展開した。(以下、ネタバレがあります)
相談者は、スマホゲームの高額請求に悩む母と息子
同作は、東大卒パラリーガルの“石子”こと石田硝子(有村)と、1回で司法試験に合格した高卒の弁護士の“羽男”こと羽根岡佳男(中村)コンビが、誰にでも起こりうる珍トラブルに挑むリーガル・エンターテインメント。
「アンナチュラル」(2018年)や「MIU404」(2020年)、「最愛」(2021年、すべてTBS系)とヒット作を生み出してきたプロデューサー・新井順子氏と演出・塚原あゆ子氏、そして二人と初タッグを組む脚本家の西田征史氏が手掛ける完全オリジナルドラマだ。
“石羽コンビ”の最初の依頼人・大庭蒼生役で赤楚衛二、そば店店員で石子に惚れている塩崎啓介役でおいでやす小田、潮法律事務所の所長で、石子の父・潮綿郎役でさだまさしが出演する。
再就職先が見つかるまでアルバイトすることになった大庭が加わった潮法律事務所。第2話は、大型ショッピングモールで開催していた無料法律相談会にやってきたシングルマザーの相田瑛子(木村佳乃)と小学生の息子・考多(小林優仁)の相談を受けた。考多が内緒でスマホゲームに課金し、高額請求されて困っていたのだ。
石子と羽男はゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ねると、担当していたのは羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野真守)。嫌味を言われながらも羽男は「未成年者取消権」を主張するが、事態は思わぬ方向へ進んでいく。
高額課金、毒親、親ガチャ…、裏にあった真の思いとは
石子たちが解決しようと奔走するうち、驚くべき事実が浮かび上がってくる。考多は中学受験を控えていたが、以前ゲームにハマりすぎて親に塾を辞めさせられた子どもがいたことから「受験がいやなんだって分からせるためにやった」と打ち明ける。しかし、その言葉の裏にはさらなる思いが隠されていた。
高額課金、毒親、親は選べないということから生まれた言葉・親ガチャ。そんな現代社会の問題を取り込みながら、明らかになったのは、“母への思い”だった。
将来、母を楽にしてあげようと中学受験を希望したが、それゆえに母がダブルワークまでしてがんばってくれている。考多には、それが苦しかったのだ。