<初恋の悪魔>仲野太賀“悠日”、別人格の自分に怯える松岡茉優“星砂”を気遣い共に生活する「同時に遅刻はまずくないですか?」
しかしその後、森園家には妻と呼ばれる女性以外にも、多種多様の怪しげな女性が出入りする。その様子を何度も見かけた鈴之介は、やはり森園は謎多き人物だと混乱する。
そんな中、世界英雄協会の犯行は続く。犯行はいつしか愉快犯となり、犯行声明とともにクイズを出題。大量の数字が並んだ暗号を示し、自らのアジトを示唆するのだった。
琉夏(柄本佑)は、渚に頼まれて数字クイズ解読に取り組むが、犯人の特定は進まない。ついには渚までもが犠牲となり、怪我をしてしまう。悠日と琉夏は、鈴之介に助けを求める。
――という物語が描かれる。
「あの子なら受け止めてくれそうだけどね」
公式ホームページなどで公開されている予告動画には、鈴之介に捜査協力を求めた悠日と琉夏が、鈴之介の自宅を訪れる姿が映し出されている。琉夏は、ドア越しに「困っている人を助けたいと思わないのか!」と強い口調で怒鳴るが、鈴之介はいつもの調子で「そういうことは困っているときに助けてもらったことがある人に言ってくれ」と、ひねくれた持論を展開する。
また、悠日と星砂が早歩きで出勤する姿も。鍵を失くして悠日の家に転がり込んだ星砂だが、二人はその生活を周囲に明かしていない様子で、悠日は「二人同時に遅刻はまずくないですか?」と焦る。
動画の後半には、星砂が小洗(田中裕子)に何かを相談している様子も。小洗は、悠日について「あの子なら受け止めてくれそうだけどね」と言うが、星砂は「だから困るんだよ」とつぶやき、口元に笑みをたたえながらも、どこか物悲しい表情を浮かべている。