2022年4月より放送されている青春スポーツアニメ『アオアシ』(毎週土曜・夜6:25-6:50、NHK Eテレ)。弱小サッカー部のエース・青井葦人(あおい・あしと/以下、アシト)が、Jリーグチームの育成組織“ユースチーム”の監督・福田達也と出会い、仲間と切磋琢磨していく物語。WEBザテレビジョンでは、アシトが所属する「東京シティ・エスペリオンFC」ユース監督の福田役を務める声優・小林親弘と、同チームのヘッドコーチ・伊達望役の安元洋貴にインタビューを行った。声優の仕事と、若きサッカー少年たちの青春の日々は重なるところがあるという。
スポーツの育成期間に焦点を当てて描くっていうのは見たことが無かった(小林)
ーー4月9日から放送開始でしたが、周囲の反応を感じる場面はありましたか?
【小林親弘(以下、小林)】絵が本当にキレイで…キャスト同士でも感想を言い合ってたくさん話をするので、あっという間の1クールだと感じました。反響としては、飲食店でご飯を食べていたら、横のご家族のお子さんが「『アオアシ』早く観ようよ~」「そうかー」って会話をしているのを聞いて。「早く帰って観てね!」って思ったことがあります。
【安元洋貴(以下、安元)】試合のシーンもすごくダイナミックで、漫画も面白かったけど、とてもアニメになる意味のある作品だなって思いました。そう、この間、自分がナレーションを担当するサッカー番組のスタッフさんに「『アオアシ』出るんですねー」と言われまして。漫画もずっと読んでいた方で、出演をとても喜んでくれてたんですよ。サッカーを本当に好きな人たちが作っている番組の人たちが。「サッカーにまつわることがどんどん盛り上がってくるっていいですよねー」って。
ーー『アオアシ』がサッカーシーン全体の活性化にもなっていますね。舞台となっている、プロサッカー選手になるための育成“ユースチーム”の存在や組織についてはご存じだったのでしょうか?
【安元】もちろんユースがあるというのは知ってましたけど、その内部構造とかを考えようと思ったことはなかったですね。
【小林】サッカーだけじゃなくて、スポーツの育成期間に焦点を当てて描くっていうのは見たことが無かったです。斬新だなぁって思いますね。