コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、なぎとさんの漫画「昔母親に無理矢理女装させられていた女装男子に数年ぶりに再会した話」だ。同作は、その昔、母親に無理矢理女装させられていた男子と数年ぶりに再会し、再会当時のことを思い出し……というストーリーだ。7月4日に投稿されたツイートには、3.2万いいねを超える反響が集まっており、「なんとも形容し難い後味」「素晴らしい」「感情グチャグチャ」といった声もあがった。作者のなぎとさんに話を伺い、創作の裏側などを語ってもらった。
――「昔母親に無理矢理女装させられていた女装男子に数年ぶりに再会した話」は3万いいねを超える反響です。ここまでの反響となったことについて率直な感想をお聞かせください。
内容的に結構人を選ぶ話だと思っていたので、このように多くの人に見ていただけてとても驚いています。ありがとうございます。
――「昔母親に無理矢理女装させられていた女装男子に数年ぶりに再会した話」について、創作のきっかけや思いをお聞かせください。
この話を描く前は、基本的に「自分がしたいから女装をしている人」をメインに描いていました。なので、たまには自発的であり楽しいものである女装ではなく、女装をせざるを得ない環境にある人のことを描いてみようとふと思い至ったのがきっかけです。
――女装や美少女化といったテーマの作品が多い印象ですが、こういったテーマで執筆する理由や魅力に感じるところは何ですか。
近年男性がVRチャットやVtuber活動などを通して女性としての新たな自分の姿を手に入れることが多くなってきたと思うのですが、たくさんの人が女性への変身願望を持っていたことに驚いたと同時に、その心理や「もし本当に女性の体になったとしたら一体どうなるのか?」という部分に興味が湧き、それをテーマに作品を書いてみたいと思ったからです。
私が好きでよく描いているのは性自認が女性の男性ではなく、自分のことはおじさんであるという認識を持った上で女性の姿に変身する男性なのですが、中身がおじさんだからこその不思議な可愛さというものが彼らにはあると考えています。おじさんとしての真の姿と美少女としての仮の姿、その二つが共存しているという面白さもそういった可愛さや魅力の一つだと感じます。
――今後の目標や展望があればお教えください。
現在コミックウォーカーで「美少女化したおじさんだけど、ガチ恋されて困ってます」という漫画の連載をしていますので、そちらもよりたくさんの人に読んでいただける作品にすることが目標の一つです。また、Twitterやpixivファンボックスでもこうしたテーマの長編漫画を描く予定ですのでそちらもなるべく早く発表できるようにしたいと思っています。
――作品を読んでくれている読者やフォロワーにメッセージがあればお願いします。
いつも自分の好きな物ばかり描いていますが、読んでいただきありがとうございます!これからも変わらず描き続けていきますので、また作品が上がりましたら目を通してくださると嬉しいです。