Amazon Original番組『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2がPrime Videoにて、8月4日(木)から独占配信されている。同番組は、世界50カ国が熱狂している音楽ライブエンターテインメントの日本版。マスクをかぶった11人のパフォーマーが誰かを、歌声やヒント映像をもとに推理するといった内容だ。そんな番組でパネリストを務めるPerfumeの3人にインタビュー。同番組の魅力や、シーズン1の出演時経験から今回に生かしたことなどを聞いた。
レベルが格段に上がった『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2
ーーシーズン1に引き続きパネリストを務めることになったPerfumeのみなさん。番組の収録に参加した感想を教えてください。
あ〜ちゃん：シーズン1のときもそうでしたけど「この歌のうまさは誰なの？」と気になる反面、まだまだ歌を聴いていたいという気持ちも強くて、複雑な感情になるんですよね。それが『ザ・マスクド・シンガー』の楽しいところだなと再確認しました。それに今回はとにかくお金がかかっているので「こういうエンターテイメント久々に見た！」と思えるような興奮を多くの人に体感してほしいです。
のっち：前回よりも全てがパワーアップしてます。ステージもそうだし、マスクの豪華さ、なによりシンガーの豪華さに私は驚きました。「絶対歌手でしょ！」って言いたくなるパフォーマンスをしている人が全然歌手じゃなかったり。驚きがパワーアップしてました。
かしゆか：観ていてとても楽しい内容だったのですが、ヒントのレベルが上がっていて難しかったです。
あ〜ちゃん：みんなローズを見習いすぎなんだよ〜！歌とダンスでバレる可能性があるなら、やっぱり物語かって。みんなストーリー調になってて、全然覚えられなかったな（笑）。
ーー特に視聴者に見てほしいポイントがあれば教えてください。
あ〜ちゃん：ライブ感、ここまで来るまでにどのぐらいの気持ちでこのステージに挑んでいるのか、そのストーリーや背景を想像しながら見ていただくと、本当に感動します。きっとマスクを脱いだのを見て驚くとおもうので、ぜひ推理しながら楽しんでいただけたらなと思います。
のっち：パフォーマンスを純粋に楽しみつつ、推理も頑張ってほしいですね。個人的には、今回、衣装にヒントがあったように思ったので、そこに注目しながら見てもらえると楽しいかなと思います。
かしゆか：パフォーマンスもステージングも豪華になっていて、観ていてとっても楽しい内容になっています。回を追うごとに夢中になるんじゃないですかね。
「ヒントがヒントになっていない」予想不可能な推理
ーー前回もパネリストとして出演されましたが、反省点やそこを改善するために乗り越えたことはありましたか？
のっち：シーズン1のとき、収録と収録の間が1週間ぐらい空いて、その間にめちゃくちゃ考えすぎたんですよ。「あの人かもしれない」って思いついた人をスマホにメモして、芸能人の名前ばっかりになってしまったくらい。しかも、そのせいで推理がとっ散らかっちゃったんですよね。だから、今回はその場のインスピレーションに頼ることにしました。
あ〜ちゃん：自分の予想を「これだ！」と思い込んで突っ走りすぎないようにというのが前回の反省点だったので「もうあんな辱めは受けないぞ！」と挑みました(笑)。ただ、今回も珍回答を出しちゃいましたね。
かしゆか：わかるな〜。分析力が高まっていることを信じてヒントVTRを細かく見落とさないよう、隅々までチェックしました。でも、そこは番組スタッフさんも経験者なので何枚も上手で振り回されましたね（笑）。
あ〜ちゃん：そうそう！休憩時間に調べられないように、インターネットで調べてもわからないようなことをヒントに入れてるって言ってました。だから、もはやヒントがヒントになってないじゃんって感じでしたね（笑）。個人的すぎて、全然知らないことがたくさん出てきたので、本当に難しかったです。
のっち：本当に。ヒントに頼るよりも、何かの拍子に、あの人の声だって気づくことが多かったな〜。
ーーずばり推理予想の出来はどうでしたか？
あ〜ちゃん：編集の妙でどうなっているかはなんともいえないのですが、Perfume3人そろったら完璧なんじゃない？
のっち・かしゆか：うんうん。
あ〜ちゃん：3人で100点！ 1人ずつだと33点ずつかな〜？
シンガーたちのパフォーマンスから再確認した音楽の力
ーーふだんアーティストとして活躍されてるみなさんは、パネリストという立場になったときどのような目線でパフォーマンスを見ているのでしょうか？
のっち：シーズン1のときもそうなんですけど、コロナ禍での収録だったので、ライブを生で見る機会がグッと減っていて、音楽が少なかった時期でした。その中で、演出ばっちりのパフォーマンスを見れるというのは、すごい贅沢でしたね。ステージを楽しむんだっていう気持ちを思い出させてくれた気がします。
かしゆか：本当に！特に今回はマスクドシンガーたちのレベルが格段にあがっていて歌以外にも、ステージングが豪華だなと刺激を受けました。
あ〜ちゃん：パネリスト目線ではないのですが、番組テーマソングにもなっている「ポリゴンウェイヴ」をパフォーマンスしたんです。それをシーズン1から一緒に番組を作り上げてきたスタッフさんたちが「よ！僕たちの曲！」みたいな感じで歓迎してくれたときに、音楽を通じた強い絆を感じました。
ーー今後続編があるとして、ぜひパフォーマーのみなさんにアドバイスをお願いします。
あ〜ちゃん：え〜！マスクをして踊ったことないよ〜！
かしゆか：ただただ楽しませてもらっているだけの立場なので、アドバイスなんておこがましいですが、歌だけではなく、人としての魅力に引き寄せられて「もっと見たい！！」と思った方々が残っていく印象があります。だから、個性を爆発させるのが1番の武器だと思います。
あ〜ちゃん：ダンス間違えても歌を間違えても、伝えたい気持ちや表情でなんとかなるよと言いたいところですが、表情は見えませんもんね。でも不思議と伝わってくるんです。だから絶対に残りたいと思う気持ちを持つのが大切かなと思います。
のっち：音楽が好きっていう気持ちは、本当に伝わりましたね。歌が好きっていう気持ちがどれだけあるかが重要です。あとは、皆さんキャラクター作りに振りすぎているので、足し算するか引き算するかが大事だと思います！
取材・文／於ありさ
Prime Videoにて、毎週木曜日よる8時より独占配信中
話数：本編9話
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