来日中のブラッド・ピットが8月22日、東京・港区の高野山東京別院を訪れ、人生初の厄払いを体験した。
伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を、ピットが主演、「デッドプール2」のデヴィッド・リーチ監督がメガホンを取ってハリウッド映画化、全米2週連続No.1を記録したミステリー・アクション「ブレット・トレイン」が、9月1日(木)に日本で劇場公開。
ピット演じる“世界一運の悪い殺し屋”レディバグは、ブリーフケースを奪うよう指令を受け、気合たっぷりに「東京発・京都行」の超高速列車に乗り込むが、次々と身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われる。彼らは偶然乗り合わせたのか、それとも誰かに集められたのか。やがて殺し屋たちの過去がつながり、終着点・京都で衝撃の真実が明らかになる。
ブラッド・ピット「びっくりしています」
同作のプロモーションで3年ぶり14回目の来日となるピットはこの日、“世界一運の悪い殺し屋”を演じたことにちなみ、厄除けを初体験。自身も今年が「前厄」であることから災厄を祓い、ここから始まる「ブレット・トレイン」の来日プロモーションが成功するようにご祈祷を行った。
祈祷を終えたピットは、「とにかく私は今、びっくりしています。というのは、このレディバグという映画の中のキャラクターがものすごく悪運の強いというか、ツキがない男なんで、こういう厄除けやったら楽しいんじゃないかなという、軽い気持ちで臨んだんです。でも、実際に経験してみて、とってもお寺も美しいですし、本当に全てが美しい体験でした。お坊さんたちもとってもすてきで、ちょっと涙目になってしまいました。本当に感動しました。こういう体験をさせていただいて、本当に感謝しております」と感慨深げ。
「日本という国自体がとても美しい、文化も美しいと思うんですね。ですから、ファンの皆さんに心を込めて『ドウモアリガトウ』と申し上げたいです」とファンにメッセージを送った。
アーロン・テイラー＝ジョンソン「圧倒された感じ」
また、今回が初来日となるアーロン・テイラー＝ジョンソンは、作品の中では列車内で激しいアクションシーンを見せるタンジェリンを演じている。イベント中は終始笑顔で、カメラに向けてポーズを決めるなど、初めての日本を楽しんでいる様子を見せていた。
ピットの厄除け体験の見守りを終えると、「私としては本当に圧倒された感じですね。私は初来日なので何が行われるか分からなかったんですが、今回は素晴らしい体験になりました。この映画のおかげで日本に来れたということ、非常に光栄に思いますし、皆さんと今夜こういう時間を共有できたことをとてもうれしく思います」と喜びのコメントを伝えた。
ほか、同イベントには「ファイト・クラブ」などの作品ではブラッド・ピットのスタントマンだったという経歴を持つデヴィッド・リーチ監督、監督の妻で本作のプロデューサーであるケリー・マコーミックも参加した。
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