俳優の筧美和子が8月27日、都内で開催された映画「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」の初日舞台挨拶に、堀田真由、飯島寛騎、白石晃士監督と共に出席。白石監督の演出に「憑依レベルの確認」があったことを明かした。
憑依レベルの指示があったんです
精神錯乱気味の美女・三好麻里亜を演じた筧は「私は錯乱気味の美女……自分で言うのも恥ずかしいんですけど(笑)、麻里亜を演じさせていただきました。本日はよろしくお願いします」と笑顔で挨拶。
続けて、お気に入りのシーンを聞かれると「気が付いたらみんなが池の周りで眠っているところを、黒石監督(白石監督が演じる)に『さあいくぞ!』って起こされる瞬間が一番好きです」と答え、「仲間意識が生まれて、冒険の始まり感もあってすごく好きなんです」と説明した。これを聞いた白石監督は「メンバーがそろった瞬間ですからね!」と共感した。
また、演じた役と似ているところを尋ねられた筧は「似ていたらヤバいですよね(笑)」とにっこり。監督からの演出について「本読みの時に『麻里亜はここ憑依レベル30%、ここは50%』っていう憑依レベルの指示があったんですけど、今までそういう演出はなかったので、面白かったです!」と振り返った。
最後に、同作品の見どころを筧は「ポットオブビュー…?」と自信なさげに口にすると、白石監督が「ポイント・オブ・ビュー」と同作品に使われている撮影手法・POV(主観視点)の正しい読み方をフォロー。
これに筧は照れ笑いを浮かべつつ、「ワンカット風に作品全体がつながっているので、そこも見どころになっています。ホラーでもあり、愉快な登場人物たちの冒険を感じる作品で、ホラーが苦手な方でも見ていただけますし、ホラー好きな方も楽しんでいただけると思います。多くの方に見ていただけたらうれしいです」とアピールしていた。
◆取材・文=大野代樹