銀行員の大谷雅美(阿南敦子)が自宅マンションから転落死した。多数の住人が「やめて!」という悲鳴を聞いていたが、部屋には他殺の物証がなく、自殺と断定される。ところがその後、雅美の携帯電話が飛び降りる前後につながっていたことが判明する。
通話相手は雅美が通っていたサロンのネイリスト・茂手木恭子(鶴田真由)。調べると、この6年のうちに女性顧客が2人、恭子に多額の金を融通したのち、自殺していたことが分かる。
このことから、捜査一課は雅美を含む3人の顧客に、恭子が自殺を強要したと推理。有希子(天海)ら緊急事案対応取調班に出動を要請する。
有希子は取調官・菱本(でんでん)と共に、事情聴取を拒否し続ける恭子を訪問。すると、恭子は何を思ったか、有希子が聴取を担当するなら協力するという。早速、有希子は取り調べを開始することに。
ところが、恭子はどんなに問い詰められても、落ち着き払った態度。しかも、有希子の手を見てシングルマザーであることを見抜き、その労をねぎらってくる。さすがの有希子も感情とペースをひどく乱され、管理官の梶山勝利(田中哲司)から厳しくたしなめられてしまう…。
挽回を誓った有希子はキントリメンバーと連携し、恭子の関与を裏付ける証拠を求め、自殺者たちの関係者に聞き込み捜査を敢行。そんな中、有希子が不審な行動を取り始める。何と、こっそり単独で恭子のサロンへ向かったのだ! その行動に感づいた菱本は、胸騒ぎを覚える。
コヒさんのピアノは猛練習の賜物
前回のストーリーで、軽やかにピアノで「エリーゼのために」を弾いたコヒさんこと小日向。実際にピアノ経験者だったのかと思いきや、放送後に公式Twitterで投稿された天海からのメッセージによると、小日向はピアノを弾いた経験がなかったとのこと。
今回のために猛練習をして、実にきれいなメロディーを奏でた。とても自然そうに見えたが、あれでもかなり緊張していたそう。
ほんの一瞬のシーンのために全力を尽くす小日向の役者魂に、賛辞を送りたい。第6話でも、隅々まで小ネタがちりばめられている予感がするので、裏の裏のそのまた裏まで注目しておこう!