永野芽郁が9月19日、都内で開催された映画「マイ・ブロークン・マリコ」の公開直前イベントに、奈緒、タナダユキ監督と共に出席。撮影エピソードやストレス発散法などを語る場面があった。
同作は、漫画「マイ・ブロークン・マリコ」を実写映画化。永野はブラック企業に勤め、鬱屈した毎日を送るシイノトモヨを演じ、親友のイカガワマリコ役には連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年放送、NHK総合ほか)で永野と共演経験のある奈緒が起用された。
ある日、トモヨは親友・マリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていた彼女のために何かできることはないかと考えたトモヨは、マリコの魂を救うために、その遺骨を奪うことを決心。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走したトモヨは、マリコの遺骨を抱いて旅に出る、という物語が描かれる。
肩のあたたかさを感じているときがすごく支えられる瞬間でした
撮影期間中、演技について奈緒と話し合いをしたか聞かれた永野は「あまりしなかったですが、マリコを演じる奈緒ちゃんは壊れちゃうんじゃないかっていうシーンがあったので『そばにいたいな』と思って、一緒にいられる時はくっついたり『大丈夫?』って聞いたりしていました。お互いを感じ合う時間を大事にしていましたね」と振り返った。
これに奈緒は「芽郁ちゃんは『そばにいてほしい?』って聞いてくれるんですよ。私が『いてほしい』って言うとずっといてくれて、言葉がなくても手を握ってくれたりしました。肩のあたたかさを感じているときがすごく支えられる瞬間でしたね」と口にした。
ストレス発散法を明かした永野芽郁
また、同イベントでは、観客が永野や奈緒に直接質問をするコーナーも。ストレス発散法を尋ねられた永野は、「誤解を招くかもしれないけど、撮影期間中は(自身が演じた役柄と同じく)タバコを吸うのがストレス発散でした」と答えた。しかし、撮影で使用された煙草はニコチンの代わりに喉の治療薬が入った小道具で、ストレス発散用に吸っていたのも「身体に害のない(ニコチンが入っていない)喉の治療薬を吸っていました」と説明していた。
◆取材・文=大野代樹