飯尾和樹(ずん)と莉子がナビゲーターを務めるドラマ「5分後に意外な結末」(毎週木曜深夜0:29-0:54、日本テレビ系)の第1週が9月22日に放送された。高校の教師と生徒にふんした飯尾と莉子のナビゲートパートと、2本のショートドラマという構成の本作。2本目のドラマに登場した津田寛治の演技が光った。(以下、ネタバレがあります)
大ヒット短編小説が原作
読売テレビ・日本テレビ系のプラチナイト木曜ドラマ枠では、9月22日より『4週連続オムニバスDRAMA』と銘打ち、2つのドラマをオムニバス形式で放送。番組前半30分(夜11:59-)は上川隆也主演の「さよならの向う側」、後半25分は本作という構成になっている。
本ドラマの原作は、シリーズ累計430万部を突破し、「小学生が選ぶ“こどもの本”総選挙『短編読み物部門』」第1位、雑誌「二コラ」好きな本ランキング2020、2021の2年連続1位を獲得するなど、子どもたちやその親世代を中心に大ヒットを記録している短編小説集「5分後に意外な結末ベスト・セレクション」シリーズ(編著・桃戸ハル/講談社文庫)「5分後に意外な結末」シリーズ(学研プラス)。
飯尾が高校の先生・結島、莉子が生徒・りさにふんしたナビゲートパートとは別に、2本のショートドラマが展開する。
津田寛治が“殺人鬼”役で登場
第1週のショートドラマは、田口トモロヲと北乃きいが出演した「呪いの指輪」と、城桧吏と津田寛治による「隣に住む殺人鬼」。
どちらも5分で意外なオチを迎える楽しさだが、なかでも津田の演技に引き込まれた。
中学三年生の祐希(城)は、隣の部屋に住む“殺人鬼”清(津田)におびえていた。12年前、殺人容疑で逮捕される清の姿をニュースで見た祐希は、「殺してやる!殺してやる!」と暴れながら叫び、カメラをにらみつける清の目を忘れることができなかったのだ。
ある日、下校途中の公園で清を見かけた祐希が引き返し、別ルートで行こうとすると、清がすごい形相で走って来て……というストーリー。