10月18日(火)よりスタートする「科捜研の女 2022」(毎週火曜夜9:00-9:54※初回は夜8:00-9:48、テレビ朝日系)の囲み会見が東映京都撮影所で行われ、榊マリコ役の沢口靖子、土門薫刑事役の内藤剛志、新メンバー君嶋直樹役の小池徹平の3人が出席。作品にかける思いを語ったほか、生まれ変わった科捜研の新セットが取材陣にお披露目された。
1999年のスタート以来、ミステリーファンから熱烈な支持を受け、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けてきた同ドラマが、この秋大胆に変貌。さらに高度な科学捜査を追求し、スタイリッシュかつハイクオリティーな大人の科学ミステリーへと革新を遂げる。
今シーズンでは小池演じる君嶋が科捜研研究員として加入するほか、石黒賢演じる天才物理学者・古久沢明が“史上最強の敵”としてマリコの前に立ちはだかっていく。
沢口靖子がマリコの“大人感”を醸し出す
囲み会見では、火曜夜9時という新たなステージに降り立つ心境を、沢口が「“またマリコに息を吹き込むことができるんだ”と、うれしい気持ちになりました」と告白。
さらに最新鋭の設備がそろい、「今どきの科学ラボという印象」になったという科捜研の新セットも自ら紹介し、「演出、カメラワーク、照明、衣装など、すべてにおいてクールで硬質でスピード感あるドラマを提示しようと挑戦しています」と、現場全体の意気込みを熱く語った。
そして、「私自身も作品に向き合う基本的な姿勢は変わりませんが、放送時間が繰り下がることもあり、“大人モード”を醸し出していきたい。ファッションもシックになり、“マリコが大人になった”と感じていただけたらうれしい」と、マリコの“大人度”をアピールした。
小池徹平「“転校生だから”という遠慮が一切ない」
長年、沢口とタッグを組んできた内藤も、「放送枠が変わるのは、また新たなチャレンジで、非常にワクワクした時間を過ごしています。やっちゃん(=沢口靖子)とも、“いろいろ新しくしていこう!”と細かく話しています」と新境地に意欲を見せる。
小池についても「化学変化を起こしてもらいたい」と大きな期待を語った上で、「この現場では新メンバーか先輩かなんてまったく関係ありません。科学がどんどん新しくなるので、全員が毎回ゼロからのスタート。小池くんと一緒に、みんなで作っていこうと考えています」と“ワンチーム”を強調した。
そのチーム入りを果たした小池は「現場には長く続くシリーズゆえのチームワークがあり、非常に温かく居心地がよいですし、逆に、“転校生だから”という遠慮が一切ない空気にものすごく救われている部分があります」とプロ同士がリスペクトしあう現場の雰囲気を説明。
「僕にとっても、この作品はものすごいチャレンジ。毎日たっぷり刺激をいただいています!」と目を輝かせて語った。
殺人か、人体自然発火現象か――事件の鍵を握るのは戦慄(せんりつ)の天才科学者
初回2時間スペシャルでは、君嶋の元上司に当たる京都環境生態研究センターのセンター長・奥崎譲(小宮孝泰)が火の気のない公園で突然焼死するという不可解な事件が発生。
これは、いわゆる“人体自然発火現象”なのか。それとも奥崎を憎悪する天才物理学者・古久沢(石黒)がなんらかの手段を用い、奥崎の体を発火させ、死に至らしめたのか。
マリコは事件の真相を解き明かすべく奔走するが、古久沢はマリコの捜査方法を「科学者として醜悪」と冷たく非難。科学者VS科学者の壮絶バトルが展開されていく。