キャスト陣が語る熱い思い
真嶋は「オーディションで何次審査も経てきたんですけど、その時間も忘れるくらい楽しくて。こんな経験って今までなかったなと思って。審査を重ねるたびに、この作品に絶対出たい、出てやるぞという思いが、作品の世界観に乗っかってきて。2人の兄弟が、どんな困難からも目を背けずにわずかな希望の道筋をなんとか這いずり回って見つけにいくという、この作品のすごさに改めて気づかされました。オーディション期間は『芝居って楽しいな』というのをずっと感じていました」と振り返り、岡部は、オーディションだと知らずにオーディションに挑むことになったというエピソードを語りつつ「世界中の方から愛されている作品で、こういった作品をやるときにアイドルという肩書きを持った者が演じると『お前できるのか?』という目がさらに厳しくなると思うので、それをはねのけるくらい、皆さんに負けないように頑張りたいと思っています。嬉しさより使命感や責任感に駆られております、頑張ります」と意気込みを告げた。
蒼木は「数年前、1週間ほどのワークショップを(石丸)さち子さんにやっていただいたことがありまして、鍛えていただいて、いつかこの方と作品を作りたいと思っていました。ロイ・マスタングという多くの方に愛されている役を頂いて、プレッシャーもありますし、不安で夜眠れなかったりするんですけど、この旅を通じて役者としても人としても大きく成長できる機会になると思います」と語り、和田は「マンガ原作の作品に携わって13,4年くらいになるんですけども、『鋼の錬金術師』という作品がいつ舞台化されるのか、ずっと気にしていました。主人公のエドワードとロイ・マスタングはWキャストなので、4人で2つの役を作り上げていくような気持ちで高揚感にあふれています。たくさんの方に愛されている作品なので期待値も高いと思いますが、それを乗り越えて期待値以上のものをお客様にお届けできる皆さんが揃ったと思っています。今日ここに登壇していないキャストの方も素晴らしい方ばかりですので、座組一丸となって盛り上げていけたらいいなと思います」とまとめた。