商店街のお祭りの仕事の現実を知ってがく然とするメンバーたち
あす花は商店街の飲み会に参加して酔っ払いながら8LOOMを懸命に売り込み、お祭りの出演成功を目指す。しかし、彼らの仕事はなんと、着ぐるみショーだった。商店街の人たちは8LOOMがお祭りの手伝いに来てくれると勘違いしており、8LOOMとしての出演はなく、チラシやポスターにも8LOOMの名前はなかった。がく然として意気消沈するメンバーたち。
だが、メンバーたちは商店街の人たちが8LOOMのファンになっていることを知る。あす花が商店街の人たちに必死に売り込んでくれた成果だった。缶バッジをつけてライブタオルを首に巻いた商店街の人たちから歓迎を受ける彼ら。あす花の努力、商店街の人々の温かさに触れてメンバーは着ぐるみショーに出ることを決意する。ショーは成功し、商店街会長もさすがプロだと褒めるのだった。
お祭りが終わって屋上であす花が洗濯物を干していると、弾がやってくる。あす花のようにできないという弾に一人で背負ってばかりいるのは良くないと諭すあす花。そこへメンバーたちがやってきて、一人で抱え込む弾を励まし始める。曲の振り付けやライブのMC、トレーニングメニュー、しんどそうなメンバーのメンタルケアなどなど、一人一人自分の得意なことを活かしながら担当したいことを挙げていくメンバーたち。最後にタカラ(山下)が自分の担当を悩んでいると、あす花がリーダーをやることを提案し、弾も賛成する。
驚くタカラだったが、あす花から新リーダーのあいさつを求められ、みんなでがんばりましょうと元気に応える。そして、弾とゆきやに仲直りのハグをするように言う。戸惑う弾だったが、ゆきやがガバッとハグして「ごめんな」と言うのを受け入れてゆきやの背中に手を回す。タカラの「その調子でメンバー全員とハグして仲直り!」の言葉を合図にメンバーたちが次々と駆け寄り、笑顔で弾とゆきやに抱きついていくのだった。
みんなでおしくらまんじゅうのように抱きつき、一つになってわちゃわちゃとなっている姿が尊い。彼らを見守るあす花もとびきりの笑顔を見せて、輝く夕日とともに明るい気持ちにさせてくれる今話のクライマックスシーンとなった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部