松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」の初回放送日が決定 東海地方向けの東海先行ビジュアルも公開
制作統括・磯智明チーフ・プロデューサーコメント
「どうする家康」の舞台地・東海地方にひと足早く、今回の徳川家康のビジュアルをお届けします。まだ若き青年期の松平元康が、戦乱の渦へと飛び込むイメージです。
色調は、家康が愛した三河・遠江・駿河の海を想起させるブルーです。名古屋市にある徳川美術館には、家康が実際に着ていた浴衣が残されています。浅葱(あさぎ)色でカニのイラストがプリントされた、とてもチャーミングでかわいいデザインです。
人物デザインの柘植伊佐夫さんは、この浴衣もヒントに、家康がまとう衣装を浅葱色に近いブルーにしました。しかも草木で手染めしています。風になびく着物からは、大地や自然の草木が匂い立つようです。走り始めた松本潤×徳川家康をぜひお楽しみに。
あらすじ
貧しき小国・三河の岡崎城主・松平広忠の子として生まれた松平元康(のちの家康)は戦乱で父を失い、母とも離れ、駿河の大国・今川家のもとで人質として暮らしていた。今川義元に見込まれた元康は、不自由ない生活を保障され、十分な教育も受け、やがて今川家重臣・関口氏純の娘・瀬名と恋に落ちる。そんな今川家に染まる姿を、元康に付き添っていた石川数正、鳥居元忠ら三河の者たちは苦々しく思っていた。
ある日、父の墓参りに三河・岡崎を訪れた元康は、そこで父に仕えていた酒井忠次など旧臣たちと再会。彼らが今川家に不満を抱き、松平家再興の思いがくすぶっていることを知る。しかし、義元を慕う家康にとって、彼らの思いは重荷でもあった。
1560年(永禄3年)、今川義元は、織田領である尾張へ進撃する。元康は妻子たちに別れを告げ、織田軍の攻撃を受ける大高城に、兵糧を送り込む任務に就いた。敵方の猛攻をくぐり抜け、大高城にようやくたどりつき、喜んだのもつかの間、桶狭間から衝撃の知らせが届けられる。
しかも、大高城に押し寄せるのは、あの織田信長。幼い頃、信長と一緒に過ごした時の忌まわしい記憶が、元康の脳裏によみがえる。織田軍に包囲される中、家族が待つ駿河に戻るか、故郷の三河へ進むか、それとも籠城か。