女優の原菜乃華が11月28日、都内で行われた映画「すずめの戸締まり」御礼“お返し申す”舞台あいさつに、共演の松村北斗(SixTONES) 、山根あん、メガホンをとった新海誠監督とともに登壇した。
淡い色合いのワンピース姿で登場し、「こんなにもたくさんの方が見てくださって感謝しかないです」と喜びの声を伝えた原。
全国での舞台あいさつ真っ只中だと言い、その中での思い出を問われ「宮崎に、深津(絵里)さんがサプライズで来てくださったのは…びっくりしました。本当に輝いていらっしゃって…。まさか本当にまたお会いできると思っていなかったので」と感激した様子を見せた。
松村北斗演じる“草太”と自身が演じる“すずめ”は「人生のパートナー感がすごくある」
同舞台あいさつでは、キャスト陣&監督が事前に集められた質問に答える時間があり、「草太さんはすずめのことが好きなんでしょうか?」という質問に、松村は「僕の希望というか、こういう未来があったらいいなみたいなのは、彼氏彼女というとしっくりこないなと感じていて。そういう恋心を超えた何か、僕らでは理解しえない強い絆で結ばれた夫婦というのは想像つくな」と回答。
原も「二人は人生のパートナー感がすごくあるなと。恋愛をこえた愛情というか、ないものを互いに補えあえるというか。人としての大きな愛情が強い二人なのかなと思いました」と語り、新海監督も「そういう未来があったら美しいなと思います」と同意した。
“最推し”ダイジン愛を熱弁
また、「(劇中に登場する謎の猫・)ダイジンについてどう思いますか?」という質問に、原が「最推しダイジンなんです」と答えると、松村と監督が声を合わせて「さいおし?」と復唱。
松村から「最も推すで合ってます?」と確認された原は「はい。あのかわいらしさ故の怖さがあるし、あのかわいらしさだからちょっと許せてしまう部分もあって。すずめにすり寄るシーンの表情のすべてがかわいすぎて、危うく許してしまいそうになる感じが、たまらなく愛おしいです」と、ダイジン愛を語った。
そんな原のコメントを受け「こんなに(多くの人に)ダイジンを愛してもらえると思っていなかったんです。猫の姿を借りて現れていますけど、一応神様なんでね」とびっくりした様子の監督。
「ダイジンは役割を持った神様。すずめによって束の間自由になれて、自分の役割は分かっているんだけど、子どもの神様のようなイメージだったので、自由にさせてくれた人が好きだし、もっと遊びたいし…という気持ちで。そんな風にある種わがままな、気まぐれな“自然”のイメージが、気まぐれな猫のイメージにつながって、ダイジンが出来上がっていきました」と、予想外に人気となったキャラクターが作られた背景を明かしていた。