しつこい上に、敷地内に入り込んできた2人を見たケヴィンは、警察に電話を入れ、必死の形相で逃げる。しかし、相手はピストルの弾も効かず、車にも轢かれない、どちらかというと警察の身の方が心配になる宇宙人だ。ケヴィンはあっという間にマンティスの手中に落ち、心をコントロールされる。そうして、“最高のプレゼント”と、地球のクリスマスグッズを大量に手に入れた2人は、ピーターの待つ星へと戻るのだった。
クリスマスの本物の装飾に感激したピーターだったが、感動したのもつかの間。生身の人間を拉致して贈り物にしたことに激怒する。すぐにマンティスに掛けた術を解かせると、正気に戻ったケヴィンは発狂するが、ピーターの身の上を聞いたケヴィンはあることを思い付く。ここからの展開が心温まるのだ。ケヴィンの粋な計らいがたまらない。そして、本物のクリスマスのムードに酔いしれるネビュラやロケットたちの表情を見ていると思わず笑みがこぼれる。改めてクリスマスっていいな〜と思わせてくれると同時に、ケヴィンを好きになる一作でもある。
もちろん、それだけですんなり終わるわけがないのが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。というか「MCU」。マンティスの驚きの告白や最後の最後のオチまでしっかり逃さず見てほしい。
◆文=及川静
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/the-guardians-of-the-galaxy-holiday-special/
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