原作者・原秀則氏コメント
「しょも恋」ドラマ化と聞いて大変喜んでおります! 結構苦しんで描いたマンガなので…(笑)。拓郎、くるみ、絵里の恋模様を、スタッフ&キャストの方々がどう作り上げてくれるのか、そしてどうアレンジするのかも楽しみにしてます。マンガ片手に見比べていただくとうれしいです! いいドラマになりますよ~に。
山本晃久プロデューサーコメント
私自身が40代半ばを迎え、管理職である上司の思いと、現場でバリバリ働く楽しさに満ち溢れた後輩たちの思いの両方の気持ちがよく分かる立ち位置になりました。そしてまた、「違う人生もあったんだろうか」と自分のこれまでを振り返ることも多くなりました。そんな時にこの原作を手に取り、主人公・筒見拓郎の姿に心を鷲掴みされました。
それぞれの人間が抱えているモノは、他人から見ればまさに“しょうもない”こだわりに見えます。でも、本人にとっては“しょうもない”けど“大切なもの”で、“しょうもない”からこそ尊いのだと思います。
筒見拓郎は大げさかもしれませんが、40代の男の悲哀やかわいらしさを具現化した存在です。それを、さりげない仕草の中に深い印象を残す魅力を持つ、眞島秀和さんに演じていただきます。眞島さん演じる拓郎を見て、きっと男性は心を締め付けられるでしょうし、女性は男ってバカだなと思いつつ、その愛らしさに心惹かれるはずです。
20年以上も主人公を思い続ける、矢田亜希子さん演じる森田絵里の、素直になれなくて葛藤する姿に共感するはずです。母親が愛した人と出会い変わっていく、中田青渚さん演じる谷村くるみを見て、若くキラキラした感情に心揺さぶられるはずです。
それぞれの人間の中にあるこうした感情を、丹念にお届けできればと思います。どうぞお楽しみに。