虹コン・ねも、「脇の下にカイロを貼るととっても温かくなる!」と学ぶ!!
虹のコンキスタドール・根本凪が6月10日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場(東京)で行われた「トモダチゲーム 劇場版」の舞台挨拶に登場。共演の大倉士門と共に、過酷な環境下での撮影の裏話などを明かした。
「トモダチゲーム」は原作・山口ミコト、漫画・佐藤友生による頭脳ゲーム漫画で、「別冊少年マガジン」(講談社)で'14年1月号から連載中。4月にはtvkほかでドラマ版が放送され、劇場版第1弾「トモダチゲーム 劇場版」が6月3日から全国で順次公開されている。
根本は、主人公・片切友一(吉沢亮)のクラスメート・心木ゆとり役、大倉も友一のクラスメート・四部誠として出演。友一や、同じ友一のクラスメート・美笠天智(山田裕貴)、沢良宜志法(内田理央)と一緒に、大金の懸かった謎の“トモダチゲーム”に参加し、「友人を疑ってしまう」ような内容のゲームで“金”より“友”を選べるのかを試されていく。
この舞台挨拶には、大倉、根本に加え、上野優華、天月-あまつき-、シルクロード、浦上晟周、ンダホ、永江二朗監督が登壇。初めは、過去の舞台挨拶で吉沢が「(撮影中に辛かった事は)寒さです!」「年末の寒い時期で風も強いですし、早朝から日が暮れるまで、食事休憩以外はずっと屋上にいたので、体温も奪われて、体力勝負でしたね」と明かした、“寒い中での撮影”の話題に。
大倉は「撮影中は金髪に染めていたのですが、“カツラ疑惑”までささやかれて、ネットで叩かれたりしました(笑)。普段からおちゃらけキャラだけど、撮影中はよりおちゃらけるよう意識して、役作りに励みました」と役作りについて語った後、「撮影現場はとにかく寒くて、カイロを何枚も貼って演じました。主演の吉沢君は15枚位貼っていて、現場全体での1日のカイロ消費量は100枚以上だったらしいです(笑)。極寒現場にも関わららず、寒さをまったく感じさせないみんなの演技はすごいですし、出演者たちとの和気あいあいとしたシーンを、ぜひ観てほしいです。そして、劇場版は原作ともドラマとも違う!ので、ぜひ何度も劇場で観てほしいです!!」と話す。
同じ環境下での撮影を経験した根本も、「寒くて寒くて…。脇の下にカイロを貼るととっても温かくなる! そんなことを知れた現場でした! キャラクターそれぞれのささいな表情の変化から、推理を楽しんでほしいです!」と見どころと共に、カイロについての豆知識を紹介した。
上野は「今回、奇抜なキャラクターということもあり、金髪にしてみたりテンション高く演じられるよう心掛けました。それに、狭い空間で久保田さん(久保田悠来)との2人芝居が多かったのですが、久保田さんがムードーメーカーな存在だったので、しんどい時も笑わせてくれました」と、久保田に感謝。
さらに、「この作品は、みんなの会話のテンポ感に注目してほしいです。シーンによって、会話のテンポの違いから緊張したり、ほんわかしたりしますので。また、楽曲も提供させていただきましたが、主題歌を担当された天月-あまつき-さんとは反対に『友情が壊れていくようなシーンを見た後でも、温かい気持ちになってもらえたらいいな』という思いを込めて作り、歌いました。音楽にも耳を傾けていただきたいです」と、自身が書き下ろしたエンディング曲「友達ごっこ」についてもアピールする。
天月-あまつき-は「画面には映らないけど、マナブに寄せるべく、実は頑張って太りました。マナブは見た目は可愛らしいけど、発する言葉はかなり鋭いので、ふざけた声をひたすら出していた気がします。とにかく意地悪なキャラクターを演じたので、皆さんのリアクションが楽しみです」と、演技への反応が気になる様子。
自身が担当したオープニング曲「Mr.Fake」については、「僕自身が原作の漫画ファンでもあったので、漫画で描かれているような心理戦を歌詞にも落とし込み、衝撃を与えられるような世界観の曲にしようと思って書き下ろしました」と解説した。
浦上は「撮影中、髪を赤く染めていたので、毎日ホテルの白いタオルをピンク色に染めてしまいました。ホテルの人ごめんなさい。。。本作で演じるまでは、いじめられる役が多かったので、今回は新しい挑戦でした。キャラクター作りは、監督のアドバイスがとても役に立ちました。絶対、また見たくなる内容になっているので、何度でも劇場に足を運んでいただきたいです」と期待。
演技初挑戦となったシルクロードは、「寒い現場なのに、僕の衣装は半袖半ズボン。脇にカイロを貼ることができず残念な状況でした(笑)。今回初めての演技で、セリフも聞いていたより多くて苦労しましたが、とにかくがむしゃらに頑張りました。キレやすいキャラクターを演じたのですが、演技中、本気でキレかけたことがあったのを思い出しました(笑)」と振り返る。
そして、「女性と絡むシーンがあるのですが、とにかく恥ずかしくて…監督からは『恥ずかしそうにしてください』と言われたのですが、言われなくても恥ずかしかったので、そのままの自分で演技していました」という裏話も。
ンダホは「クラスによくいる嫌な奴になろうとして、“番長”というあだ名が付きました。体が大きいので、用意してもらった学生服が入らなくなるなど、ハプニングもありました。本作は、とくに登場人物と同年代の人は、学校で起こる争いごとに感情移入できると思います!」とコメント。
最後に、永江監督が「キャスティングが完璧で嬉しかったです。マンガ原作の映画なので、役者さんたち全員にマンガのキャラクターのように髪を染めてもらって、キャラクターを寄せました。2度3度観ていただくと、改めて気付く“ああそうだったのか!”が発見できるはずなので、何度でも楽しめるはずです。最後に“ズキュン”となるシーンがあるのでお楽しみに!!」とメッセージを送った。