<どうする家康>杉野遥亮、松本潤との撮影エピソードを語る「小さな時間で気持ちが楽になる瞬間があります」
松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第2回「兎と狼」が1月15日(日)に放送される。第2回から登場する徳川家臣団の一人で文武に優れた若き武将・榊原康政を演じる杉野遥亮がコメントを寄せた。
時代劇というものに苦手意識があった
――大河ドラマへは初出演となりますが、改めてオファーが来た時のお気持ちをお聞かせください。
俳優という仕事をやっているからには、大河ドラマは一度は出たいと思う、そういう作品だと分かっているんですが、自分は正直、時代劇というものに苦手意識があったんです。歴史に詳しくないので、台本を読むのにすら苦労するんです。でも、今回の台本を読んだ時、すごく面白いと思えました。「こういうふうに歴史に触れられたら、もっと歴史を好きになれただろうな」と思うような台本ですし、いただいた企画書もすごくキラキラしていて楽しそうだったんです。「その世界の一部になれるならうれしいな」という気持ちで、引き受けさせていただきました。
「どうする家康」の現場はにぎやかだなと思います
――実際に現場に入ってみていかがでしたか?
みんなが大河ドラマに出たいと思う理由がやっとわかりました。美術セットとかがとてもすごいんです。スタジオに池があるなんて、僕は初めての経験でしたし、僕が美術部だったらNHKで働きたいと思うくらいです。馬術の稽古や所作にもたくさん時間をいただいて、いろいろなものをもらえている気がしてうれしいです。
――共演者の皆さんの雰囲気はいかがですか。
「どうする家康」の現場はにぎやかだなと思います。僕は切り替えが下手で、不器用なところもあるので、割としゃべらずにいるほうですけれど、ふとしたときにコミュニケーションをとれるんです。撮影の合間、殿(松本潤さん)が写真を撮ってくれて、そういう小さな時間で気持ちが楽になる瞬間があります。