ドラマ10「大奥」(毎週火曜夜10:00-10:45※初回は15分拡大、NHK総合)の第1話が1月10日に放送され、「8代・徳川吉宗×水野祐之進 編」が描かれた。武家の息子・水野祐之進(中島裕翔)と幼なじみの商家の娘・お信(白石聖)が抱き合うシーンが感動を呼んだ。(以下、ネタバレを含みます)
「大奥」概要
同ドラマは、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いたよしながふみのコミック「大奥」をドラマ化した作品。
江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、「赤面(あかづら)疱瘡(ほうそう)」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がっていった。この病は若い男子にのみ感染し、感染すれば数日で死に至る恐ろしい病であった。対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口は女子の1/4にまで激減し、日本の社会構造は激変した。男子は希少な種馬として育てられ、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、あらゆる家業が女から女へと受け継がれるようになる。江戸城でも3代将軍・家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は将軍の威光の証であるがごとく希少な男子を囲い、俗に美男3千人などと称される男の世界が築かれていくのであった。
出演は「8代・徳川吉宗×水野祐之進 編」に中島裕翔、風間俊介、冨永愛、「3代・徳川家光×万里小路有功 編」に福士蒼汰、堀田真由、斉藤由貴、「5代・徳川綱吉×右衛門佐 編」に仲里依紗、山本耕史ほか。
水野はお信に引き止められながらも大奥に行くことを決意
男性の人口が減少し、女性たちが社会を回す江戸の町。武家の息子、水野裕之進は家の資金繰りが厳しいことを日々感じていた。そこで大奥奉公に上がることを決意。お互い口には出さずとも両思いである幼なじみの商家・田嶋屋の娘・お信は、大奥に行くともう戻れないであろうこと、出世するのは一握りであることを言って泣いて引き止めるが、水野の決意は変わらなかった。