竜星涼が、自称“人間投資家”の主人公をコミカルに演じるドラマ「スタンドUPスタート」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)第2話が、1月25日に放送される。「WEBザテレビジョン」では第2話を事前に視聴し、その見どころを紹介していく。
同作は、投資会社「サンシャインファンド」社長で自称“人間投資家”の三星大陽(竜星)が、さまざまな事情を抱えた人々に「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛け、再び生きる希望を取り戻させていく“人間再生ドラマ”。
“投資家”“スタートアップ”という言葉だけ聞くと、小難しい内容を想像する人もいるかもしれないが、“人間ドラマ”の要素が大部分を占めており、経営に関する用語はイラストと文字で分かりやすく解説もされる。何より、主人公・大陽は、第1話からも分かるように、誰かのスタートアップのためであれば大胆な行動をする男なのだが、表情やその話し方から、嫌ではない熱さを持つ主人公となっていて、竜星以外にピッタリなキャストはいないのではないかと思わせるほどだ。
大陽は、第1話で大手銀行から左遷させられた林田(小手伸也)、そして仕事経験ゼロの専業主婦だった音野(安達祐実)をスタートアップさせ、仕事面だけでなく、それぞれの家族との関係も修復させた。第2話は、イベント会社「エンジョイ・メーカーズ」の社長・東城充(野村周平)と副社長・福島あかね(岡本玲)にスポットが当てられる。
共に起業した同志を追いやる“ワンマン社長”に…
イベント会社「エンジョイ・メーカーズ」は、大学時代の同級生である東城とあかねが起業した会社。ロックフェスなどの大きなイベントを主催しているが、今ではそれらを全て東城が仕切り、あかねは創業当時から世話になっている地方の会社や町内会などとの、ファックスを使った小口案件のみを命じられていた。東城が部下に怒鳴り散らす場面では、あかねを指し、「こいつみたいになるんじゃねえぞ」と放つ姿も…。
そんな中、飲食店に一人でいるあかねに、大陽が、彼らしく“スマート”に声を掛ける。懐に入るのがうまい大陽に、あかねは「もはや空気っていうか…」と、社内での立場について吐露する。
後日、あかねは東城から、東城が勝手に作った子会社に移って仕事をするように言い渡される。しかも、子会社の名前は「株式会社ファクシミリ」と、ファックスを使った業務が中心のあかねに対して、当てつけのような名前が付けられている。あかねは、すっかりワンマン社長になってしまった東城に「いつからそんなふうになっちゃったの?」と問うが、東城は「これが俺の力だ」と、今の実績は自分のおかげだと誇示するのだった。
東城の状況が一変…
しかし、東城のパワハラに関する記事が雑誌に掲載され、その後、東城は自己破産して失踪…。行き場所に困った東城は一変し、かつての覇気をなくしてしまう。
回想では、学生時代、起業という夢を追っていた頃の東城とあかねの姿が。起業後、他社から「実績のない会社に任せるのは…」と渋られることがありながらも、大きなイベントを行うまで二人で会社を成長させてきた。希望にあふれていた二人の未来は、どうなっていくのか。そして、大陽はどのような助け舟を出すのか――。