「いいひと。」「『ぷ』っすま」といったドラマ・バラエティ両輪で、稲垣吾郎が「天才」と評する、その独特の魅力を発揮できるようになった草なぎに「僕の生きる道」(2003年フジテレビ系)から始まる「僕」シリーズや、「銭の戦争」(2015年同局)からの「戦争」シリーズといった代表作が生まれていくことになる。
「これが得意とか好きとか、あんまり決めつけると新しい可能性を潰しちゃうと思うんです。枝が伸びていかないというか。だから仕事に関しては、楽しめればなんでもいいよって感じなんです」(「GALAC」2022年8月号)
そんな言葉通り、SMAP解散後もその飄々としたスタンスで宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」(2021年NHK BSプレミアムほか)、「拾われた男―」(2022年同局ほか)などでその不思議な存在感を発揮。大河ドラマ「青天を衝け」（2021年NHK総合ほか）では新たな徳川慶喜像を生み出し、ギャラクシー賞 テレビ部門・個人賞を受賞した。さらに映画「ミッドナイトスワン」(2020年)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞も獲得。そして、今年1月スタートの「戦争」シリーズ最新作「罠の戦争」(フジテレビ系)で民放の連ドラ復帰を果たしたのだ。
下に続きます
月刊ザテレビジョン「草なぎ剛の『お気楽大好き！』」連載中！
「お気楽大好きWEB」も好評配信中！
「お気楽大好きWEB」も好評配信中！
