妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「Get Ready!」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系) の第4話が1月29日に放送された。命は言うまでもなく大切なものだが、長年追いかけた夢に大きく関わるとしたら? という深遠なテーマのもと、ゲスト出演した美村里江の熱演も見事だった。(以下、ネタバレがあります)
脳腫瘍で余命半年の天才女性彫刻家の真実
同作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの活躍を1話完結で描く完全オリジナルの医療ヒューマンドラマ。演出は、映画、ドラマ、舞台で幅広く才能を発揮する鬼才・堤幸彦が担当する。
妻夫木演じる主人公・波佐間永介は、“エース”と呼ばれる闇医者チームの天才執刀医で、昼間はパティスリー「カーサブランシェ」でオーナーパティシエとして働くという2つの顔を持つ。そんな波佐間が率いるチームの面々は、波佐間の相棒ともいえる交渉人で表の顔は優秀な国際弁護士の下山田譲(通称:ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(通称:クイーン)を松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称:スペード)を日向亘が演じる。
第4話の患者は、摘出手術不可能で余命半年と診断された脳腫瘍を患う天才彫刻家・洋子(美村)。交渉に現れたジョーカーに、いま手掛ける作品を完成させたいと願う洋子は自ら6億円出すと提案する。しかし、彼女のMRI画像を確認したエースは、腫瘍が原因で発症した後天性サヴァン症候群であることを見抜いた。
命か?才能か?エースが問い掛ける
サヴァン症候群とは、脳の損傷や障がいを持ちながら、ある分野で突出した能力を発揮することをいう。多くは先天的だが、洋子のように病やケガで後天的に発症することもある。
彫刻家として長く不遇の時代を過ごしていた洋子が、ある一つの作品で脚光を浴びたのが5年前。エースの見立てで腫瘍ができたと思われる時期と一致した。
エースは「命か才能か、あんたが生きる価値を選んでくれ」と告げた。
TCエンタテインメント
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