妻夫木聡が主演を務める日曜劇場「Get Ready!」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系) の第5話が2月5日に放送。エース(妻夫木)と相棒であるジョーカー(藤原竜也)の出会いが描かれ、闇医者チームの始まりが判明した。(以下、ネタバレがあります)
若年性アルツハイマーを患う妻を支える夫の秘密
同作は、多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの活躍を1話完結で描く完全オリジナルの医療ヒューマンドラマ。演出は、映画、ドラマ、舞台で幅広く才能を発揮する鬼才・堤幸彦が担当する。
妻夫木演じる主人公・波佐間永介は、“エース”と呼ばれる闇医者チームの天才執刀医で、昼間はパティスリー「カーサブランシェ」でオーナーパティシエとして働くという2つの顔を持つ。そんな波佐間が率いるチームの面々は、波佐間の相棒ともいえる交渉人で表の顔は優秀な国際弁護士の下山田譲(通称:ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(通称:クイーン)を松下奈緒、若き万能ハッカー・白瀬剛人(通称:スペード)を日向亘が演じる。
第5話は、街中で若年性アルツハイマーを患う渚(小島藤子)とその夫・健二(高橋光臣)と出会ったエースは、交渉をジョーカーに依頼。夫婦は資産家ではないためジョーカーは乗り気ではなかったが、その後に健二が急性壊死性膵炎だと知る。それはかつてジョーカーが患っていた病で、エースに救ってもらっていた。
残念ながら若年性アルツハイマーは現代の医療では進行を遅らせることしかできないが、エースはその闘病を支える夫を救うことを見出していたのだった。
エースとジョーカーの過去と現在をカットバックさせながら描いていった。
エースとジョーカーの出会い
エースとジョーカーの出会いは4年前。ジョーカーは国際弁護士として海外に活躍を広げようとしていた矢先、手の施しようがなく余命1カ月と宣告された。
そんなときに訪れたバーでエースと出会った。エースの生気が感じられない様子が気になり声を掛けたのだったが、痛みが現われたときに病名をぴたりと当てられたことで医者だと気付いた。
バーを出たエースを追いかけたジョーカー。「医者じゃない」と否定したエースだったが、そこで勝手な恨みを抱いていた女性にジョーカーが刺されてしまい、応急処置を施した。
ジョーカーに“医者の性(さが)”を指摘されたエースは、「あんたにもらった残された時間を全うするよ」と感謝するジョーカーに、「その覚悟、俺に預けてみないか」と告げ、手術をすることに。
たった1人でジョーカーの手術をするエース。廃ビルに揃えられた最低限の機材の中での手術。いまのハイテクな手術室でクイーンがサポートする健二の手術とは対照的で、現在は冷静に対応するエースが、心肺停止に陥ったジョーカーに心臓マッサージをしながら「おい! 一緒に這い上がるんだろ、戻ってこい!」と声を掛けるところは熱く、手に汗握る展開に。そして、ジョーカーの手術も、健二の手術も成功させたエースの技術の高さをしっかりと伝える場面となった。
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