Kis-My-Ft2・玉森裕太が、2月17日に都内で開催された映画「シャイロックの子供たち」の公開初日舞台あいさつに登場。主演の阿部サダヲ、共演の上戸彩、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、佐々木蔵之介、メガホンをとった本木克英監督と共に、作品にちなんで“暴露トーク”を展開した。しかし、玉森は暴露したつもりが“記憶違い”ということで、逆に“テキトーぶり”を露呈する格好となってしまった。
原作は池井戸潤の同名小説
同作は累計発行部数60万部を突破した池井戸潤による同名小説が原作。東京第一銀行の小さな支店で起きた現金紛失事件をきっかけに、お客様係の西木(阿部)が、同じ支店の愛理(上戸)や田端(玉森)と共に、メガバンクにはびこる闇に迫る。映画は小説と展開が異なり、独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリーとなる。
阿部と上戸、玉森の3人で宣伝活動をする機会が多かったという本作。あらためて阿部の“座長”ぶりについて、上戸が「撮影中はコロナ禍真っただ中で、会話もしづらい空気だった中、3人でちょっとだけ喋ったりもしていたんです。今回こうやって映画の良さについて語れたり、番宣でお会いできる時間がすごく楽しくてあっという間でしたね」と振り返る。
そして玉森は「阿部さんも上戸さんもすごくいい方。もちろん皆さんいい方なんですけど、一緒にいる時間が特に多かったので、すごく好きになりました」と愛を伝え、上戸が「ありがとう」と笑顔を見せ、阿部は「俺だって好きだよ」と返し、会場を沸かせる。
阿部のどんなところが好きか、を聞かれた玉森は「面白いんです。現場でも笑わせてくださりますし、適度なテキトー加減がすごく好きです」と言うと、上戸も「ああ…楽でしたね。3人で過ごす時間もすごく楽でした。2人ともテキトーだから」と同調。
黙って聞いていた阿部は「こういう彼(玉森)も相当テキトーなところがあるんですよ?話を聞いていたり、聞いていなかったりするでしょ?」と問い詰めると、玉森は「いや、それは阿部さんですからね。阿部さんのほうが…」と抵抗するが、阿部から「(大暴露のコーナーで)暴くぞ後で」と一蹴されてしまう。
玉森の“テキトーぶり”が露呈
そんな玉森のテキトーな部分が、メガバンクを舞台に巻き起こる大暴露エンターテインメントということにちなんで展開されたトークテーマ「今だからこそ言えることを大暴露」の中で明らかに。
阿部がテキトーであるという上戸の話から、その流れに乗って玉森も阿部のテキトーぶりについて暴露することに。玉森が「現場に阿部さんがカレーを差し入れしてくださった時があって、僕と阿部さんと上戸さんのシーンだったので、3人とメイクさんやスタッフさんとご飯を食べていたんです。それで後日、(その日は)上戸さんがいないもんだと思って阿部さんがお話をしているんですよ。3人でしゃべりながら仲良く食べていたのに、上戸さんはあたかもいなかったようなていでしゃべってましたよね」と、ここぞとばかりに問い詰める。
しかし、阿部と上戸の頭には「?」マークが。それもそのはず、上戸が「それたぶんですけど、私が阿部さんを…ですよね?またテキトーなこと言ってる(笑)」と“人違い”であるとツッコむ。阿部も「そうですよ(笑)。テキトーなんだよ。逆!逆!上戸さんが、俺のことをいないもんだと思って…」と指摘した。
玉森が「逆でしたっけ?」とキョトンとしていると、上戸から「『玉ちゃんあの時、カレー一緒に食べられて良かったね~』って。その場に阿部さんもいらっしゃったらしいんですけど、私の記憶にはなくて。玉ちゃんとスタッフさんとその部屋でカレーを食べていて、その時間が楽しかった、って言ったら、『俺もいたよ~』って」と説明され、「あ~…!記憶って改ざんされるんですね(笑)」と、せっかく絞り出した答えの“前提”が間違っていたことが発覚し、照れ笑い。あらためて上戸に、「(阿部と玉森は)テキトーなんです」とバッサリ切られていた。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)