これまで、ダメダメだった無責任男3人組の成長を描いてきたが、ついに今夜6月21日(水)で最終回を迎える。
最終回のあらすじと共に、松本プロデューサーによる最終回の見どころや作品への思いを紹介する。
最終回
亜沙美が晴大を迎えに来たとき、晴大が亜沙美を覚えておらず母親と認識していなかったことで、亜沙美は晴大を拓人らに預け身を引くことを考える。
しかし、拓人、恭平、朔は晴大の幸せを最優先に考え、晴大と亜沙美を母と子に戻すことを決意する。
そして、3人のパパと晴大と亜沙美の共同生活、そして、晴大と暮らす最後の一週間が始まることに。
晴大のことを本当の名前・翔馬と呼ぶ3人のパパと亜沙美。一緒に暮らすことで次第に翔馬と亜沙美の距離は縮まっていく。3人のパパは、母と子に戻ろうとしていることがうれしい反面、晴大との別れが近づいてくることを悟る。
松本Pコメント
――作品を通して伝えたかった思いをあらためて教えてください。
今の10代20代の方は、テレビ以外にさまざまな動画コンテンツに触れ合う場がネット上にあり、テレビ離れと言われていて、リアルタイムで見る人は本当に少なくなっています。
このドラマでは、まさにその10代20代のゆとり・さとり世代の人たちのことを描いているし、その方々がいずれ子育てしていく世代になっていくと思うのですが、その世代に少しでもリアルタイムで見てもらいたい、SNS上でもいいから友達と感想を言い合い、家族を持つこと、子供を持つことについて考えるような時間が生まれればいいなと思ってやっていました。
また、子育て真っ最中の30代や40代、子育てを終えた50代以上の世代の方もきっと、自分たちの子育てはどうだったのかとか、それを思い出し、考えながら、自分とリンクして見られると思うので、親子で見て、親子間の交流の一部にもなればいいなと思いながら作りました。
――最後に、最終回の見どころを教えてください。
最終回では、3人と晴大(翔馬)の関係性が、母親が来たことによってどう変化するかにぜひ注目してみてほしいです。
晴大をどうするのか、一番の幸せは何か、真剣に向き合っている3人のパパ達の成長した姿を見てもらいつつ、3人と晴大が過ごす一瞬一瞬を愛おしく見て頂けたらと思います。女性陣の恋の行方も注目していただきたいです!
――ありがとうございました!
本連載を通して、11回にわたって出演者たちの「3人のパパ」に対する思いや魅力に迫ってきて思ったのが、出演者はもちろん、制作者側の思いや愛も含め、「子育て」とは何なのか、父親、母親とは何なのか、“3人のパパ”を通して視聴者に考えさせる内容だということ。
重くならないように、コメディータッチに描いたことで、誰もが身近に子育てについて考えることができる、味わい深い作品になったのではないだろうか。
晴大を今後も育てることになるのか、成長した3人のパパの決断を、その目で見届けよう。