AKB48の岡部麟が、人気漫画「鋼の錬金術師」の初舞台化作品でヒロインを務める。2022年はアイドル活動を続けながら年間5本もの舞台に出演。いつか訪れるグループ卒業後の道を見据え、俳優としての経験値を上げている。「ファンの人が見たい私と私がやりたいことを両立できたら理想」と笑顔で語るが、その裏に想像を絶する努力があることは言うまでもない。「2022年の最も美しい顔100人」へのノミネートなど注目度も上がっている岡部に、作品の魅力、今後の活動について話を聞いた。
同作品は、主演のエドワード・エルリック役を一色洋平、廣野凌大がWキャストで、アルフォンス・エルリック役を眞嶋秀斗が務め、岡部はウィンリィ・ロックベルを演じる。3月8日(水)から12日(日)まで大阪・新歌舞伎座で、3月17日(金)から26日(日)まで東京・日本青年館ホールで上演される。
「この子がウィンリィで良かったな」と思ってもらえるように
――出演が決まった時のお気持ちから教えていただけますか。
「岡部麟さんがウィンリィ・ロックベルですよ」と合格の連絡を頂けた時は、とってもうれしかったです。「プレッシャー感じる?」とか聞かれるんですけど、マイナスなプレッシャーはなくて、どうにかこの作品の中で生きるウィンリィ・ロックベルちゃんをすてきに見せたいなと思いました。
「AKB48の子で大丈夫かな?」などいろんな声はありましたが、自分の中で「絶対そういう声を押し退けてやるんだから!」っていう強い気持ちでいっぱいになりました。
自分のファンの方からは「今までいろいろ舞台やってきた経験がつながったね」や「すごいじゃん」といううれしいお声をいただきました。でも、私をよく知らない方の中にはきっと「岡部麟が」というより「AKB48のよく知らない子が」ウィンリィ役に選ばれたということで「アイドルの子がこの役で大丈夫なの?」と不安になる方もいると思うんです。
私も今まで自分が好きなアニメなどで(実写化の配役を見た時に)「どうなるんだろう?」と思ったこともあったので、(そういう声を見ても)そりゃそうだよなって。それ以上に、きっとAKB48のメンバーがいるということに抵抗があった方もいらっしゃったと思うんです。なので、もしその方たちがこの舞台を見に来てくれるのだとしたら、「この子がウィンリィ・ロックベルで良かったな」と思ってもらえるように、この稽古期間で絶対に作り上げたいなと思っています。
リアルな人間の生の息遣いも追求していきたい
――やっぱり原作を意識されますか?
(脚本・演出の)石丸(さち子)さんもおっしゃっていましたが、原作のテーマやメッセージを舞台上で表現することを大切にしつつ、同時に舞台として上演するからにはリアルな人間の生の息遣いも追求していきたいなって。
石丸さんがとても情熱的で一番この作品に愛を注いでいて、この方についていけば絶対良いものになる感じているので、もう石丸さんを信じてやっていけば間違いないなと思っています。
舞台『鋼の錬金術師』
公式サイトhttps://stage-hagaren.jp/
大阪公演
2023年3月8日(水)~12日(日) 新歌舞伎座
東京公演
2023年3月17日(金)~26日(日) 日本青年館ホール
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発売日: 2023/04/26