「キャリアは気にしてない」
もうひとつの世界戦となる、プラダブスリ選手と優大選手のWBC世界ミニマム級タイトルマッチについて、亀田は「このチャンピオンが、40戦39勝と3回防衛していて、世界チャンピオンとしても強い相手だと思うんで、キャリアの差もありますが、銀次朗の兄である優大選手の世界タイトルマッチも同日に、『3150FIGHT』で行えることをうれしく思っています。同日に同一階級で世界を目指すのは、ほかを見ても例のないこと。(重岡兄弟が)チャンピオンになれば、ボクシング界に新たな歴史が生まれる日にもなるので、重岡兄弟をボクシングファンのみんなで応援してもらえたらと思います」と呼びかけた。
優大選手は、「プロ7戦目で、世界戦というチャンスをいただいて感謝してます。実力でつかみ取りたいと思います」「(対戦相手の)キャリアは気にしてないです。プロでは僕よりも数倍キャリアを重ねていると思いますが、僕も銀次朗も格闘技をはじめて約20年くらいになるので、人生懸けてやってきてる格闘技のキャリアが違うんで、キャリアに関しては、あまり気にしてないです。40戦やっていても、別に何とも思ってないですね」と気持ちの強さを見せつけた。
なお、実兄である優大選手の強みについて「生き物的に、人間的に強い」と答えた銀次朗選手は、「対戦相手だったら、(兄は)嫌な相手だと思います。相手の選手は、本当はビビってるんじゃないかと思います。体もでかいんで、体負けもぜったいしないですし、リアルで負けてるところはないんじゃないかなと思います」と兄の優大選手の強さに太鼓判を押すと、優大選手も「首が太い、意外にですか?(笑)パンチの強さはもちろんありますが、僕とくらべた時に、弟のほうがすきがない、きれいな、完成度の高いボクシングをすると思ってます。安定してて、ブレがないところが、僕になくていいところだと思います」と弟を賞賛した。
兄弟でミニマム級チャンピオンを目指すことに関し、銀次朗選手は「ミニマム級のベルトを、すべて重岡兄弟で集めるという目標達成を目指してやりたいと思います」、優大選手は「兄弟で4つベルトを獲りたいねという話はしてます。きっと現実になると僕は思っています」と兄弟そろって力強くコメントすると、優大選手と銀次朗選手が所属するワタナベボクシングジム会長の渡辺均も、「この試合は亀田ファウンダーの東京進出と、世界への足がかり、そして同時、ふたりの兄弟チャンピオンという記録をつくる夢のある試合です」と熱く語っていた。
3月7日昼0:30-2:00、ABEMA格闘チャンネルにて生中継
▼「3150FIGHT vol.5」
4月16日(日)昼2:00-夜10:30、ABEMAボクシングチャンネルにて生中継
▼「3150 FIGHT」
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