福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説「舞いあがれ!」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。3月23日放送の第120回では、舞(福原)の大切な2人の幼なじみ、貴司(赤楚衛二)と久留美(山下美月)それぞれの対照的な近況が判明し、注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)
“空飛ぶクルマ”が舞いあがった
第25週「未来を信じて」では、舞が“なにわバードマン”時代の先輩・刈谷(高杉真宙)らと“空飛ぶクルマ”の開発に打ち込む様子が描かれている。第120回ではみごと試作機がふわりと舞いあがり、投資家の応援も取りつけた。
そんな中、久留美が舞と貴司の自宅を訪れた。長崎の病院でフライトナースに挑戦中の久留美は、仕事のほうも順調の様子。交際中の悠人(横山裕)との仲もよいようで、2人きりのシーンでは「将来のこと、ちゃんと考えてるから。仕事のことと違うで。俺たちのことや」と話す悠人に久留美が「分かってる。ありがとう」とほほ笑み返すほのぼのとしたやり取りが繰り広げられた。
短歌が詠めない貴司、声は震えて…
そんな中ひとり追い詰められた表情を見せているのが、舞の夫・貴司。第119回では“ばんば”こと祥子(高畑淳子)に第一歌集に載っていた短歌をほめられ「もう、こういう歌は詠めません」と弱音を口にしていたが、第120回ではさらに追い詰められていた。
ノートには書いては消し、書いては消した跡ばかりで、新しい歌が生まれていない様子。3冊目の歌集出版をせっつく編集者のリュー北條(川島潤哉)に「すいませんでした」と頭を下げる姿も痛々しい。その状況のままさらに1年が経過し、120回のラストでは、貴司が震える声で舞に「話がある」と告げる不穏な展開が描かれた。