“未曾有の大災害で廃墟となった日本”という世界観を描くためには、SFでありながらも現実感のある“リアルさ”が求められるが、その出来映えは「さすがProduction I.G…」と思わずうなってしまうほど。繊細なタッチで荒廃した背景を描きながら、前向きに旅をするマルとキルコは原作のタッチを残すことでギャップを生み出し、“陰と陽”を表現。そのギャップから発生する、何か分からないが胸の奥がザワつく“気持ち悪さ”が作品世界へと没入させる誘引剤の一つとなっている。
第1話放送後にはSNS上で「原作激推しの私も大満足」「背景とアクションシーンは特に良かった」「背景美術が良い」と絶賛する声が。今度の展開についても「まだ分からないことが多いけど今度に期待」「次回が待ち遠しい」「一話目で当たりを引いたと確信出来る」などと、期待を寄せるコメントがあふれた。
◆文=原田健
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