連続テレビ小説「らんまん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第2回が4月4日に放送され、謎めいた人物“天狗”役でディーン・フジオカが登場。木の上から颯爽と現れた天狗のインパクトに視聴者が沸き、TwitterやYahoo!検索ランキングでトレンド入りする盛り上がりとなった。(以下、ネタバレを含みます)
傷ついた万太郎が裏山で出会ったのは…
幕末から明治、そして激動の大正・昭和を舞台に、高知県出身の植物学者・槙野万太郎(神木隆之介)が植物学の道を情熱的に突き進んでゆく「らんまん」。第1週「バイカオウレン」では、土佐の酒蔵・峰屋の跡取りとして生まれた万太郎(幼少期:森優理斗)が母・ヒサ(広末涼子)の愛情に包まれながら送る幼少期が描かれている。
「万太郎はいっそ生まれて来なければよかった」という親戚の心ない言葉に深く傷ついた万太郎。ヒサの制止を振りきって家を飛び出し、裏山の神社で出会ったのが、自らを“天狗”と名乗る謎の武者だった。
「わしがみんなぁと違うのは、神さんのせいじゃに!」と叫んだ万太郎。その瞬間ごおっと風が吹き、頭上から高笑いが聞こえてきた。見ると木の上に、刀を差しマントを羽織った侍が座っている。
思わず万太郎が「誰? 天狗?」と尋ねると、「天狗はええねや」とマントをひるがえして木から飛び降り、万太郎の前に立った。
“天狗”華々しく登場「ふるさとの風じゃ」
“天狗”を名乗るおかしな風貌の侍は、土佐出身のよう。「ここまで来ると、帰ってきたち思うのお。ふるさとの風じゃ」と感慨ぶかげにつぶやき、万太郎に「天狗の集まりに行っちょったが?」と尋ねられると「おお! そうじゃ。天狗の集まりじゃ」「日の本じゅうから我も我もと集まりおってのお。皆で、明るい方を目指しちゅうがじゃ」と意味深に答えた。